人は誰でも自尊心を持っている。
「利己心」と言い換えてもいい。
「プライド」とも言える。
自分を成長させるために、
自分で自分のことを認められる自分になるためには必要なものだ。
しかし
人は時として間違う。
その時、冷静に考えれば「自分は間違っている」と分かっていても
それを認めたくない、認められない。
「この場をやり過ごせば、自分の判断は正しくなるはず」
そう思い込もうとする。
プロスペクト理論というらしい。
そして
自分の心に嘘をつく。
誤った行動をしてしまう。
その行動をとがめることは、簡単だが、抑えることは難しい。
それが人が人である限り消去しえないものだからだ。
自己防衛本能とも言えるだろう。
葛藤。
自分は間違っていたと反省するだけならそんなに難しくない。
その反省に基づき、行動を変えられるか、
あるいは同じ間違いを繰り返すか。
この絶妙な、ギリギリの綱渡りのようなバランスの中で
多くの人は生きている。
私もその一人だ。
自分を変えられる強い人は本当にすごいと思う。
どうしたらそうなれるか・・・。