さらに支援の場を広げて
音楽療法士7年目となった2022年春に、あかね音楽教室の卒業生が園長に就任し、児童発達支援・放課後等デイサービスMusicco stepを開所いたしました。
Musicco step(みゅーじっこ すてっぷ) は、幼児から中学生まで途切れることなく支援し、「第二のおうち」のような、お子様も保護者の方々も安心して通える場を提供していくことを目標にしています。
市内では、音楽療法が受けられる事業所は、1割程度です。
音楽療法が受けられるデイと耳にして問い合わせしてくださる保護者様も多いです。
当事業所での音楽療法・リトミックプログラムを多く作っており、当事業所や外部講師での集団や教室個別の音楽療法を含めると、今では年間で約300セッションになります。
園や学校での音楽会行事では、練習に苦しみ、それがきっかけで生活や学校生活全体に影響が出る子どもたちも多いです。
そのサポートを戴いており、子ども自身の取り組みも変化したり、前向きに取り組む姿や前の年よりもスムーズに参加できた良い変化など、保護者から喜びと感謝の声を戴いております。
また他所と違うところを挙げますと、保護者が子育てや我が子の環境を整えるために学ぶペアレントトレーニング講座や私自身が学校とのつながりも多いため、デイとしても学校との連携も積極的に行っており、保護者の安心に繋がっているようです。
個人で支援の場を作ることには限りがありますが、組織としての受け皿を作ることで支援の場が広がってきました。
これから必要なこと
保護者・障がい者に関わる人々はもちろんのこと、地域の人々にも、障がい当事者の困難さを知り合理的配慮を深めていく必要があります。
習い事の指導者や習い事をしている子どもの保護者からの相談を受けます。
そのために、音楽療法で学んだスキルや知識を生かして、指導者の方々とサポートの必要なお子さんへの指導方法を考える場・個別相談をスタートします。
【子どもたち・保護者さん】
【先生】の架け橋になれたらと思っています。
共生社会を目指して、皆が認め合い、障がいへの理解の輪を広げていきたいです。
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