次に目を覚ました時
僕はどこだかよくわからない芝生の上に寝転んでいた。
「こ、ここはどこだ?」
周りをいくら見渡しても
辺り一面を草が覆い隠している。
そこでふと思い出した。
友が自分の目の前で消えたことに
「・・・っつ!」
思い出した途端やって来た激痛
再び意識が途切れる。
その寸前に、漫画の中にでも出てきそうな騎士が視界の済に写った・・・ような気がした。
第一の世「騎士ノ世界」
目が覚めると、よくわからないようなところにいた。
まず最初に目に飛び込んできたのは、高級感あふれるベッド。僕が寝ていたベッドだ。
俺の家のものとは、まぁ、別次元の存在なほど輝いてる。
次に目に入ってきたのは、部屋の隅っこに置かれた騎士の甲冑
だが、銀色の鎧というイメージが強かったため驚いた。
その鎧は、まるでそこに太陽あるかのように赤く、その手にもたれた剣は、いくつもの戦争を勝ち抜いてきたかの如く、いくつものヒビやサビが入っていた。
それらに見とれていると、部屋のドアが開いて
先ほどの黄金の鎧の持ち主だろうか、とても・・・その、すごい人が入ってきた。
第一イメージ
でかい
第二イメージ
強そう
第三イメージ
顔は・・・案外イケメン
「おぉ、起きたか。しょうねん。いや~おどろいた。草原のパトロールに行ったらわき腹を抑えたままこっちに来る君を見つけて、敵か!?と思ったけどそうでもなかった。それに・・・」
そう言って彼は僕を、正しくは僕の左のポケットを指さした。
「その中にあるもの、それ「時空石」だろ。パラレルウィザードからもらえる。」
さっきから彼の言ってることの意味がよくわからない。
「おっと、失礼。その様子じゃ、ここはどこか混乱していることだろうね。
ここは、「ディージス帝國」。騎士が国王を務める、少し変わった国さ。で、君はどこから来たんだい?」
僕は、信じられなかった。
ディージス?騎士?時空石?
僕は、意を決してその問いに答えた。
「あ、あの!ジーザス・・・というとこなんですが・・・。知ってます?」
答えは簡単に想像できた。どうしてだって?それは、騎士なんて現世にはいないから。
それがいるってこと、友の失踪時の時空間トンネル。すなわち
「さぁ、しらないなぁ。」
ここは別の並行世界だから。
「そう、ですか・・・」
「ところで君の名は?」
「ぼくは・・・リョゼ・ハルバー・・・」
僕が名前を言い終わる瞬間、とてつもない爆音と共にひとりの兵が部屋になだれ込んできた。
「ジャックス様!!ご報告です!!!」
「どうした!?何があった!?」
「・・・奴らが、攻めてきました!!!」
「・・・またか。これで何度目だ・・・、化け物め!!!」
そういうと、ジャックスと呼ばれた男(さっきまで僕と話をしていたイケメン騎士)は突然窓から飛び降りた!とおもうと、窓枠の下の方から竜に乗って上がってきた。
「エ!?ド、ドラゴン!?」
「君は見るのが初めてなのか?」
さっきからジャックスの横にいた蒼髪の女剣士が言った。いや、ここは騎士の国だというから女騎士が正しい表現か。
「彼の名は、ジャックス。訳あって下の名は教えてくれぬ。このディージスの4騎士と呼ばれる騎士の中の一人だ。・・・!?す、すまん!いきなりこんな話が飛んだら貴様とてついていけんだろうに。
困った時の顔が、ふと、ケンホーの顔とかぶった。
「・・・あいつ・・・どうしてんだろ・・・。」
「ん?どうした?」
「あぁ。いえ、なんでもないんです。」
「はぁ?わかった、触れないでおこう。」
そういえば、リーナは・・・
ーーーーージャックスーーーーーー
俺の名はジャックス
将来有望と言われた騎士
ー3日前ー
「ジャックス、4騎士昇格おめでとう」
「あぁ、ありがとう」
こいつは、グレイ
同じく4騎士だが俺の剣術の師匠でもあり
4騎士一の強さを誇る
黒騎士グレイと言えば知らないものはいない
「なぁ、グレイ」
「あぁ?」
「おまえ・・・いつ戻るんだ?」
「・・・明日だ。最後にお前の晴れ姿が見れてよかったよ」
「・・・お前ともしばらく会えなくなるんだよな・・・。」
グレイは明日、故郷の「暗黒平和要塞クロノシス」ヘかえることになっている
場所も隣り合っている。
が、しかし
ジャックスが騎士団昇格するにあたって
それでは4騎士が5騎士になってしまう、なんならひとり譲ってくれ。
と向こう側が言ってきた。特に悪条件でもないのでそれはすんなりと行われることとなった。
「・・・なぁ、ジャックス」
「ん~?」
「もし、もしだぞ?クロノシスがディージズを攻めてきたら・・・。」
「きたら?」
「一回・・・お前と戦いたい。」
「いいぜ、受けてたとう」
「あはは・・・OK、上等だ!!」
その後はグレイト別れジャックスは自室へと戻った。
不吉な気配と共に・・・