映画 マン・ダウン 戦士の約束 ネタバレあり感想 | 映画 ネタバレ・あらすじ・結末 最終回まで~ドラマもね

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映画のネタバレ・あらすじ・キャストを最終回までや日本、韓国、中国、米国の映画・ドラマから面白いものを選んでネタバレ・あらすじ・感想を書いています。 

洋画のご紹介です。

映画 マン・ダウン 戦士の約束 ネタバレあり感想



映画 マン・ダウン 戦士の約束 概要


2015年公開のアメリカ映画。
監督:ディート・モンティエル
主演:シャイア・ラブーフ
ジャンル:社会派サスペンス
上映時間:1時間30分

映画 マン・ダウン 戦士の約束 簡単ネタバレ



米軍の海兵隊員ガブリエル・ドラマー(シャイア・ラブーフ)は、
妻ナタリー(ケイト・マーラ)と息子ジョナサン(チャーリー・ショットウェル)を故郷に残し、
親友と共にアフガニスタンへと向かう。
戦場での任務は想像以上に過酷なものであったが、故郷で待つ妻と息子の存在がガブリエルの心の支えであった。

そしてついに、アフガニスタンからアメリカへと帰還する。
ところが、辿り着いた故郷の街は、建物や橋が崩壊し住人たちの姿も消えていた。
まるで戦争でもあったかのように街は荒れ果てて、家族の姿は消えていた。
この街に一体何が起こったのか?

ガブリエルは、共に帰還したデビン(ジェイ・コートニー)と、荒廃した街で妻ナタリーと息子ジョナサンの行方を探す。
…だが、彼の目に映る街の姿は、すべてがガブリエルの心の傷が作り出した妄想だった。

街は元のままで、ガブリエルは既に妻に家を追い出されており、ただホームレスになっていただけだった。
だが、ガブリエルの妄想は続き…息子が敵にさらわれて捕らえられているという妄想の元、
追い出された自分の家へと突入して行く。
愛する息子を守るために。




映画 マン・ダウン 戦士の約束 ネタバレあり感想



反戦メッセージが籠っているせいか、やたらにレビュー評価が高い映画です。
そして、とにかく、主人公が可哀そうな映画です。

戦地で負ったPTSD(心的外傷後ストレス障害)だけでも大変なのに、
その上に尚、主人公が守ろうとした愛する者たちに、ことごとく裏切られるんですね。
親友も酷いけど、奥さん、もっと酷いんじゃないのかな?
奥さんが不倫したのに、
追い出されるのは、何も悪い事をしてない主人公の方っていうのも納得がいかないな。

物語の冒頭で、親友だけを危険な戦地へ行かせるわけにはいかないと言って自分も行く。
この時点では親友を守ろうとしている。

愛する妻と息子は故郷へ置いて来るけれど、心は繋がっているつもりだった。
でも、妻と親友が不倫をしてWで裏切られる。(暫くの間、片腕を負傷して故郷にいた時の事。)
それを知った時はもうPTSDを発症しているから、夫婦間の問題に対処するどころか、
家族に支えになってもらいたいくらいなのに…これはアカンわ。
ところが「私はどうしたらいいの?」って言って奥さん開き直ってる感じがするし、
なんか自分の事しか考えてない器の小さい女で、これは、主人公孤立して辛いわ。

息子と交わした約束がマン・ダウン…もう息子だけが彼の最後の砦だったんだろうと思うのですが、
戦地から引き揚げた後も一緒に暮らしていなかったという事は、おそらく養育権は奥さんにあり、
息子のジョンと会う事もままならない状況になってしまってたのかな?
その辺りの説明が一切ないのでわかりません。

そして、現実と妄想の区別がつかなくなってしまうほど病状は深刻になっていゆき、
ラストは奥さんが警察に通報して撃たれて…撃つ必要あったんでしょうか?
あれでは、主人公だけじゃなく息子のジョンも可哀そう!


でも、この映画も時系列が、3~4個に分断されていて、過去と未来を行ったり来たりしながら展開するので
わかりにくい。
その上に妄想の部分が「妄想だったんだな…。」と気付くまでに時間がかかるので、余計にわけわからなくなってる。
反戦の意味を込めた社会派映画ならば、もう少しわかりやすく作った方がいいんじゃないの?