原作小説『花筐』と映画『花筐/HANAGATAMI』予告動画
大林宣彦監督の2017年公開の映画『花筐/HANAGATAMI』は、まだ劇場での上映期間が終了していないので、DVD販売・レンタルや動画配信はされていませんが、原作小説について調べてみました。
檀一雄の小説『花筐』とは
●檀一雄の処女作品集(短編集)の中の表題作。
●三島由紀夫が小説家を志した切欠となった作品。
●元祖、花筐は世阿弥作とされる能の一曲で特に、この小説とは無関係と思われる。
檀一雄の小説『花筐』の概要
[光文社文庫の紹介文より]
青い海に面し、間断なく波の音が運ばれてくる架空の町。
そこの大学予備校に通う榊山は新学期の教室で奔放な情熱家の鵜飼、静脈の浮かぶ巨きな頭の吉良と知り合う。十代の男女の愛と友情が交錯し、燃焼する青春の饗宴「花筐」。
戦後の混乱期に破滅へと傾く誇り高い男を描く「元帥」、『家宅の人』へと連なる「誕生」など“浪漫的放浪者”檀一雄の特質を伝える短編集。
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映画『花筐/HANAGATAMI』について
映画『花筐』は、大林宣彦監督がデビュー前に書きあげていた脚本なのだそうで、原作も処女作ならば、映画も、最も初期の若く瑞々しい感性が基となったものなのですね。
私もそうですが、劇場まで足を運ぶほどの時間がない人は、DVDが出来るのを待つ間に原作を読んでみるのもいいでしょう♪