プリズナーNo.6(リメイク版) 第6話(最終回)「チェックメイト」 あらすじネタバレ | 映画 ネタバレ・あらすじ・結末 最終回まで~ドラマもね

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プリズナーNo.6(リメイク版) 第6話「チェックメイト」 あらすじネタバレ

すべての事に決着がつく。

No.2はNo.6に死の恐怖を与える事で絶対服従を促そうとする。
しかし、No.2のその計画とは裏腹に、死んだのはNo.2の大切な家族の方だった。

No.11-12が母であるM2を殺して自殺した。
No.11-12が自殺でこの世界を去るのは自然な成り行きだ。
なぜならば、No.11-12は、M2の空想上の息子であったから、
彼というイメージを生み出していた母がいなくなれば、彼もまた消えるしかない。


この世界はM2が頭の中でイメージした世界であるとNo.2は言った。
そして、この世界へ連れてこられた人達はみな現実世界で心の傷を負っているのだとも。
彼らの心を治療するためには、この村が必要なのだとNo.2は言う。

これまで村からの脱出に拘り続けて、ずっとその手掛かりを探し続けて来たNo.6の意識は、
頻繁に、ニューヨークのスマコア社にいる現実の自分と村に囚われている自分を行き来するようになる。

愛する家族を失い、自分もまたこの世界を去る決心をつけたNo.2は、
M2の後を継ぐ事に心を決めたNo.313と、彼女への気持ちで、この世界を受け入れる事にした
No.6へバトンを渡すと手榴弾を爆発させて去った。

そして…あの脱出への執念は、どこ吹く風?!
今や新たなNo.2のポジションに着いたNo.6は、No.313と二人、砂丘に佇み
「この村をいい村にしてゆこう」と語るのであった。


【プリズナーNo.6(リメイク版)の元のドラマ】

これは、1967年にイギリスで製作された連続テレビドラマのリメイク版で、
当時のドラマと比べると、さまざまな部分で違いがあります。

このリメイク版では、現代的にアレンジされて、よりミステリアスな演出が色濃く醸し出されているようです。

ジャンルとしては「SF・スパイアクションもの」て事らしいです。

【プリズナーNo.6(リメイク版)感想】

「村」っていう場所で暮らす人々は、さしずめサファリパークで暮らす動物のような状況ではないかと思われ、
いかにも、それが自然であるかのように演出されているが、実は、それは誰かの手によって作り上げられたニセモノの環境であり、
サファリパークの動物ではなく、もっと知能の高い人類を、そういう場所に疑問を持たせず閉じ込めておくために彼らの記憶を消す処置がされているようだ。

何もかもが謎に満ちて八方ふさがりに思えるような環境下で、飼いならされるまい!と歯を食いしばる主人公の苦しみと葛藤が生き生きと表現されている。

過去と現在が交差しながら、物語が進行していく演出は『LOST』と同じ。…と思っていたんですけど、
最後まで視たら、過去と現在ではなくて、同時点での現実と脳内空間だったんですね。
それはまあ、わかったんだけど、
M2という他人の脳内イメージに、その他の個人個人の意識がどうやって取り込まれていたのかの仕組みの説明がなかったのが、けっこう残念です。