そう、Thanksgiving (感謝祭)の前から、街にはクリスマスムードが、、
Thanksgiving は、宗教色はなく、アメリカに来た誰でもが祝えるお祝いの日。
先住のネイティブアメリカンとされる人々以外は、(その人たちも氷河期を乗り越えて別の大陸から来たと言われているが)、アメリカ大陸に移住してきた人たちばかりである。
その人たちが生活をできるようになったのを感謝するって、感謝祭なのです。
その移住者に、生活の糧と知恵を与えて乗り切らせてあげたのが先住のネイティブアメリカンである、、という美しい話だったのですよ。
子供たちも、幼稚園や学校でそう教わります。
本来は、、、それなのに、、、、恩は仇で返しちゃいけません。
申し訳ないことに、今、アメリカの感謝祭は、食べるための日になっています。
この日は、家族が集まって、食べる。
食べるものは、七面鳥・ローストターキー、スタッフィングもしくはドレッシング、パンプキンパイ、グリーンビーンキャセロール、キャンディドヤムと呼ばれるスイートポテトが主です。それ以外は、家族によってそれぞれのやり方があるので多少は違います。
昔はスタッフィイングと呼ばれた七面鳥の内臓を取った後に詰める詰め物として、スタッフィングと呼ばれてました。今は別に作る方が多いので、ドレッシングと呼ばれることもあるよう
です。作る種類も量も多いので、もう何日も前から用意をします。
七面鳥は、自分がよく行くスーパーでタダでもらえることもあります。
他だったって、それまでのお店への貢献度によってですが。
スーパーによっては、買った1月1日からの合計がいくらか、、の設定があり、それを超えると七面鳥が1羽タダでもらえるのです。大抵、冷凍で、あまり感謝祭に近い日にちにもらっちゃうと、当日までに解凍されなかったりして、メインが間に合わなかたありして、それはそれで大騒ぎになるそうです。
それらが大変なので、最近はレストランで作ってもらったり、食べに行く家族も増えているみたいです。ハワイは、みんなのお休みがかき入れ時なので、ホテルや大きなレストランは開いていますが、小さなレストランと、普通のお店などは開店しません。
スーパーでも、午後早めに閉まってしまいます。
「あ、バター!」なんて、買いに行って運よくお店が開いていても、品切れだったりもします。
最近は自分の家でなく、レストランで食べる人が出てきたのですが、高い、決まったものしか頼めない、値段の割に満足度が低い、サービスが悪い等であまりおすすめはしません。
早めに、頼めるところに頼んでおいて、持ち寄りでホテルで食べるのが良いかも、、です。
Thanksgiving で知り合いに聞いたエピソード
*冷凍ターキーを表に出して解凍してて、アライグマにやられちゃったり。
*お風呂に水を張って解凍してて、ただでさえ遠くに住んでいる家族が集まるので、別のシ
ャワーが混んで、久しぶりに兄弟喧嘩したり。
*ターキーがパサパサしないように何年か前に流行ったピーナッツオイルで揚げる時に、爆発
して大事故になったり。
これは、家族の行事なので、日本みたいに行事は彼氏と、彼女と、ってカップルだけで行うのではありません。親公認なら、お互いの家に、メインを食べに行って、デザートはまたこっちの家族と、、なんて、ハシゴもありえます。