もう何回も書いているのだが、うちの犬マギーは、年齢的におばちゃまである。

実年齢の割に、体力はスンバラしい。

身体の大きさ(小ささ)とその快活な歩きで、散歩中「パピー!」と呼ばれる。

          ダイアモンドヘッドと私

 

パピーとは、「子犬ちゃん」みたいな感じで、成犬に満たない犬を意味する。

だから本当の意味では、パピーに該当しないんだけど。

でもね、通りすがりに「ママ、見て、子犬がいるよ!」って、喜んでいる子供の前で「違うんだよ、おじょーちゃん、この犬はね、あなたの何倍も生きてるんだよ。ふぁっはっは!」と言うほど、私はやさぐれた日常を送ってはいない。

 

 私には世界1かわいい犬だが、世間的に見てどうなのか?、、、それは別問題。

アメリカのいいところの1つに、「ほめる」ってのがある。

素敵な洋服、靴、バッグなど、なんでもステキなものを持ってて、それを通りすがりに褒めてくれるのだ。

 

 そのノリで、うちの犬も通りすがりに「まあ、あの子犬ちゃん、なんてきゅうりなの!」って、よく言われるのですよ。これ、褒め言葉。で、その音はほとんど、日本語のきゅうり

でも、意味は、Cutie =かわいい

小さいものに使われることが多い。

 

 アメリカ英語では、tがlの音に聞こえる場合がある

例えば、イタリア🇮🇹なんかは、Italy=イタリーなんだけど、この2音目がLに聞こえる。

誇張して言うと「イラリー」に聞こえる。

それが、Cutieにも当てはまって、きゅうり🥒に聞こえちゃうのだ。

 

 もう1つが、ドロボー

こちらは、Lの音とは関係がない。

 

 娘が通っていた幼稚園に、日本人の女の子がカリフォルニアから1次的に引っ越してきたことがあった。で、彼女が言われたのが、「She is adorable!」

本来の意味は、「あの子は、かわいいわぁ」ってことなんだけど。

これは、同じかわいいでも、Cutieより、もう少し意味が込んでるニュアンスがある。

 

 Cutieは、パッと見た目で、「あら、かわい!」みたいなので、Adorableは、言い手の気持ちがや好みが少し反映している。きゅっと心を捕まえられるみたいだと、私はAdorableを使ってるかも知れない。

 

 そして、これも、音だけだと「あの子は、ドロボーね!」にも聞こえてしまう。

前述の幼稚園の女の子が、「ドロボーって言われたのよ!」って怒ってたのも、申し訳ないが、可愛かった。幼いながらも発育途中の英語と日本語を使うバイリンガルだからこそ起こる勘違い。噂では、その子が最近、婚約したようだ。

旦那様になる方も、きっと彼女の可愛さに参っちゃったんだろうな。

 

 まだ、言われた本人は、25歳にもなってないのだが、こっちは婚約期間が長い。

2年くらいは、よくある事。おばさんがそれを知らない頃は、「え、いつまで婚約してるの?」って驚いていたっけ。

 

 *褒めたい時に、「She is a ドロボー」って言っても、大抵のアメリカ人なら何か、誰か可愛いと褒めたと受け止められる。言ってみたくなりました?