お次は誰にしようかな~。。。
ディケンズ、デュマ、トルストイ・・・・・と、文句なしの文豪が続きました。
アメリカ文学の文豪といったら、あの人かしら、とも思ったけれど、
私の場合間違いなくイギリス人が多くなりそうなので先にイギリス人へ。
しかも、「文豪」とはちょっと呼べないと思われる(今も存命の人には普通使わないですよねー。)イアン・マキューアン、現代イギリス作家にしたいと思います。
またまた、ウィキからお借りしました。
なぜだか・・・・・なぜだか、シェイクスピアでもトルストイでもなく
「イアン・マキューアンと言ったら、arixsさんですよね☆」
と言われる機会が多いわたくし。
本当に「現代」ですので、けっこう有名なお方なのだけれど、英米文学の先生やら院生やらでも知らない方がけっこう多かったです。
実は、私と彼の出会い(照)は、我が・尊敬してやまないゼミ担任だったのです。
授業で取り上げていて、最初は面白いとも感じなかったけれど、はまりました!
現代イギリス小説読み出したのはマキューアン (むしろ先生?)がきっかけなのです。
イースト・アングリア大学の創作科で学んだ彼。
どうもここ、私と相性いい模様。
『日の名残り』 『わたしを離さないで』のカズオ・イシグロや『真珠の耳飾りの少女』のトレイシー・シュヴァリエもここ出身。
マキューアンの英語はちょっと、現代イギリス小説の中でも読みにくいなと感じるのですが
何度も言っているよう、古典っぽさが魅力のひとつ。
決して軽くなく、どっしりしているし、構成とかもいいと思います。
冒頭部はなかなか繋がらなくて、読みにくい部分もあるかもしれないけれど、徐々にパズルがはまっていくようなものを書くのがうまくて、快感です。
イアン・マキューアンとカズオ・イシグロは絶対残ると思うんですよね!うん!
読んだことがあるもの
- 愛の続き (新潮文庫)/イアン マキューアン
- ¥700
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私の初 マキューアン作品。
奇妙な三角関係が描かれています。
邦題はちょっと納得いかないけどね。
ある意味「続き」なのかもしれないけど・・・・endureは私だったら違うように訳すな~。
映画『Jの悲劇』の原作です。
ブッカー賞ノミネート作品。
- 土曜日 (新潮クレスト・ブックス)/イアン マキューアン
- ¥2,310
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レビューはこちら 。
ちょっと『愛の続き』に似ているなと感じた作品です。
主人公のある土曜日、その1日を追っていく・・・・・というもの。
ある意味『ダロウェイ夫人』っぽいそういうのが私はどうも好きではないのですが、
これはなかなか面白かったかな。
でも初マキューアン作品にはお勧めはしません。
何冊か読んでから・・・・のほうが面白そう。
- 贖罪〈上〉 (新潮文庫)/イアン マキューアン
- ¥580
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レビューはこちら 。
間違いなく、マキューアンの最高傑作だと思います。
映画『つぐない』の原作です。
- つぐない 【VALUE PRICE 1800円】 [DVD]/キーラ・ナイトレイ,シーアシャ・ローナン,ヴァネッサ・レッドグレイヴ
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よくまあ、これを映像化できたな・・・・・!と思えます。映画はけっこう中だるみが・・・だったけれど。
これは本当にしびれました。
マキューアンの良さがしっかりと表されている作品。
パズルのような快感がもっとも味わえる作品です。
- 初夜 (新潮クレスト・ブックス)/イアン・マキューアン
- ¥1,785
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レビューはこちら 。
きわどそう・・・・なタイトルに迷ったけれど、かなり良かった翻訳最新書です。
ほんとにこれは男性の感想が知りたいところ。
あと2冊読んでいますが、このくらいで。
読みたい本
- セメント・ガーデン (Hayakawa novels)/イアン マキューアン
- ¥2,205
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あらすじ不明。
とりあえず、読む。うん。
- 最初の恋、最後の儀式 (Hayakawa novels)/イアン マキューアン
- ¥2,520
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処女作。の、短編集。・・・・・・・いろんな意味で、「すごい」と評判の作品。
表紙からして、凄そうですものね。
こういう色、ふつう表紙にもってこないし・・・。
サマセット・モーム賞を受賞しています。
- 黒い犬 (Hayakawa novels)/イアン マキューアン
- ¥2,520
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これちょっと、難しそうな予感がします。
いずれは読んでみたいなー。
- イノセント (ハヤカワ文庫NV)/イアン マキューアン
- ¥632
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絶版なんですねー。
イノセント、と言っておきながら、死体解剖が出てくるらしい・・・・・・・・・・のですけども。
どんな話なんだろう。
そっち系だめな私でも耐えられるかな。
新作が出たらどんどん読むつもりです~