今日は ありがとうの日。
 
ブログを読みに来てくださって ありがとうございます。
 
 
2月に初台へ行った頃は 暑いほどでしたが、
先日は関東の雪だより、今日3月9日は名古屋も雪が舞いました。
花粉は容赦ないけれど、春はいつも行きつ戻りつです。
 
花が咲くまで存在を忘れていたヒメリュウキンカが
今年も明るい春の色で希望を分けてくれています。
冬の間、辛い日々を過ごしても 春には新しい日々が来ますように。
 
オペラシティへ行った日に ブログをupしたのですが
うっかり削除してしまいました。
いいねをくれた方 コメントを下さった方に、
改めて感謝申し上げますと共に、お詫びいたします。ごめんなさい。
視機能も低下しているし、ミスすることが多くなってきました。
気をつけます。
 
次年度に向けて 忙しくしている人も多いこの時期、
中学受験の雑誌に 
角野隼人様が表紙をmake。
 
「うわ~ラブラブ
 

 
ところで、Sir.トムジョーンズの話。
 
レコードでしか聴いたことはありませんが
I who have nothingは、とても懐かしい。
 
まだ10代の若く張りのある澄んだ声で
情感こめて歌い上げていた。
何度も聴き入りました。
 
若さが織り交ぜられているからこそ
せつなく苦しい歌詞までが
個性にぴったりだったと思います。
もはや オリジナル。(誰の事?主語は省略)
 
年をとっても 味わいが増せば それはそれで素敵な事だと思います。
 
 
そこで、私の思い出は、
友人がこの歌を物まねしてくれて、素晴らしかったという話。
友人は、イントロの間の、うつむく立ち姿から すごく雰囲気を出し、
五郎になりきって、オーラがすごかったのです。
 
例の銀色のマイクではなく、お弁当のはし箱がマイクでした。
当時は子供でしたから、

友人の歌う、冒頭の”カラオケあ~い”が、既にすばらしくて、

95%似ているような気がして、

友人の歌の世界に、入り込んで行けました。

あとは、英語の歌詞がわからないから

シャドーイングというよりも、 

タモリさんのハナモゲラ語のようなのが続くのですが、

友人がマッシュルームカットを揺らしながら

 

カラオケアイラ-ビューと、意味のわかる英語でラスト再び着地するところも

そっくりで、笑いながらも感動しました。

 

いつも五郎さんのおかげで 楽しい休み時間でしたという懐かしい思い出。

 

 

熱のこもったライブと、そのライブを多様な形で残してくれて ありがとう。

 

 

詞の解釈ですが、

主人公の”あ~い"は、彼女に恋敵が、きらめくダイアモンドも買ってくれそうだし、

大切に思うことしか出来ない自分に、勝ち目はないと思い辛い気持ちになっている。

なにもそこまで落ち込まなくても と声を掛けたい気分ですが、

最後の

Wrapped in the arms of somebody else

そこまで悲観的に妄想し、取り付く島もない。

そこがまた、 ぴったりな雰囲気を歌い上げていたと思います。

素晴らしい歌唱の歴史を、今、よくぞ思い出してくれました。

 

今も進化を続けているのでしょうけど、

あの頃の表現力は凄かったと思います。

私の方の表現力が乏しくて 上手く伝えられないのが口惜しい限りです。

 

それにしても、金銭的な豊かさと愛情の深さとの、二者択一の比較は

いつの時代も普遍の問いとなる。

きっとどちらも必要です。

 

最近 青空文庫で 金色夜叉を読んでみました。

熱海の海岸で 寛一がお宮さんを蹴っ飛ばす有名な話。

実際に読んだことがありませんでした。

 

読んでみると、想像以上のドロドロの話で、

読む前はお宮さんに少し同情していたのですが、

随分イメージが違ってしまった。

 

将来有望な学生寛一と、いいなずけでありながら、

お宮は、もっとお金持ちと結婚しようかな?

なんなら二号さんでも良いから、もっとセレブと付き合った方が良いかもね。

と思っていて、

 

かるた取り大会と称する30人に及ぶ、

今でいうなら、エグゼクティブ合コン?パリピ集団に

お宮は参加して、他の女子とはかかわりを持たず、

ひとり静かに過ごして 自分の美しさをアピールしようとする策士。

 

そのかるた取り大会に、

なぜか指にダイヤモンドリングをはめた富山君が登場。

 

 

女子たちは

 

(原文では、)

 

金剛石ダイアモンド!」
「うむ、金剛石だ」
「金剛石※(疑問符二つ、1-8-76)
「成程金剛石!」
「まあ、金剛石よ」
「あれが金剛石?」
「見給へ、金剛石」
「あら、まあ金剛石※(疑問符二つ、1-8-76)
可感すばらしい金剛石」
可恐おそろしい光るのね、金剛石」
「三百円の金剛石」 

 

今とあんまり変わらないリアクションでした。

 

「あはれ一度ひとたびはこの紳士と組みて、

世にめでたき宝石に咫尺しせきするの栄を得ばや、

と彼等の心々こころごころこひねがはざるはまれなりき 」

 

(ダイヤモンドを持っている富山君とかるたの対戦をして、

近くでキラッキラのダイヤを見た~い、ちょっと指にはめさせて飛び出すハート

と思う女子がほとんどでした :ミ訳)

 

でも、その後

富山君は、ひとりクールに構えるお宮の美しさを気に入り、

後日お宮も、寛一よりいいかも~と

いいなずけの契を反故にして

両親も賛同して、富山君と結婚することにしてしまう。

 

ここからが熱海のシーンです。

寛一、激オコもわかります。

しかし寛一、怒りに任せて暴挙に出るとは

意外にもDV要素があったのね。

当時はよくあることだったのかな。

これは結婚しなくて良かった案件かも。

 

富山君と結婚したお宮は、さして幸福でもなく、

心の中には ずっと寛一が残っている。

一方寛一は別人のよう冷血な高利貸しになってしまう。

後に再会したお宮にも 随分な超塩対応。

寛一、お宮、富山君、みんな幸せになれない、

作者も病で執筆途中で筆を折る。

 

ほんとに、ダイヤモンドは人を狂わせます。

 

 

先日 ある展示会に行ってきました。

 

これ、左が3億6千万円(だったかな)

お目目が赤い宝石の小鳥ちゃんが

エメラルドカットのダイヤモンドの上に乗っていて 可愛い。

 

右はイエローダイヤモンドなので、多少お安いそうです。

 

 

次の展示物は 1,000万円のネックレスでしたが、

先に3億超を見たので、1千万円なんて、「あら安い」と値ごろ感を持ってしまう。

感覚の麻痺。卵の値段が下がりきらないことにどんよりしている私が まちがっているのかしら。

 

 

時計(おもちゃの車に時計が仕込んである)もありました。
 
右のタクシータイプは760万円くらいでした。
「車検もガソリン代も要らないので、一台あっても良いですよね。」
と案内の方からご説明がありました。
確かにそうですね笑
 

 
 
ダイヤには 既に興味は全くないけど、茶菓まで用意してくれて
(ピンクの丸いのは うずら卵)
何も買わずに帰るのも気が引けるなあ
 
そんな気持ちも通じているのか 案内の女性は
買えそうな物を上手に見繕ってくるので 参ってしまう。
 
 

日経平均が4万超えたとて

 

お財布は 春になっても 寒いまま(ミ 心の俳句)

 

 

TARAKOさん 安らかに