2018年5月4日
プロレスリングWAVE後楽園ホール大会


感情を解き放つレスラー

心を揺さぶるレスラー

飯田美花選手の引退の日の第1試合に直前で急遽ねじ込まれた一戦

飯田美花選手の5人掛けで対戦するはずだったが、彼女の負傷アクシデントで流れてしまい、悔いの残る形となっていた後輩の長浜浩江選手からの熱望に、飯田美花選手の『私は大丈夫だから!、やろう!』で実現

二人の対戦は何度も観てきたが、それでもまだ互いに伝え残したことがあったんだろうな
決意の表情にワクワクとドキドキが止まらなくなった



気迫の長浜選手


ノーガードのエルボー合戦
凄い激しさ!

『全然効かねーんだよ!、もっとこいよ!、おらー!』

痛いなんてのは二の次なんだろうな

(絶対忘れるもんか!)

喜び、尊敬、感謝、二人の色々な感情が飛び込んで来る



腕を取るやスルスルっと絡みつき、気が付けば関節技に悲鳴を上げている対戦相手

そんなシーンも何度も観てきた

説得力抜群の飯田美花選手のファイトが、俺たちはたまらなく好きだったんだよな!
いつからか使い出した、ひねりとバネの効いたエルボースマッシュもたまらなかった!





飯田美花選手のフィニッシュホールドのひとつであるヨーロピアンクラッチを、待ってましたとばかり切り返してみせた長浜浩江選手

現役当時の植松寿絵さんがよく使っていたムーブ
研究していたのかな?

成長著しい彼女のそれはこの試合中も止まらない



『立てー!、まだだー!!』

半泣き(のように見えた)で叫びながら、長浜選手のミサイルキックが止まらなくなった!

立ち上がり続ける飯田美花選手も応えるように吠える!

フィニッシュは長浜浩江選手が得意のバックドロップホールドで決めた
彼女の勝率をグンと上げている自信の技だ

苦楽を共にした仲間
絆は深いよね


(WAVEには私がいるから大丈夫です。飯田さんは安心して引退してください)そんな勝手な妄想

試合を終え、僕の座席のすぐ横を引き上げて行った長浜選手の表情は、とても誇らしげに見えました