アメダリのブログ
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キース・ムーンに花束を。

今日は、毎週木曜日に行われている

定例の会議があった。


そこには、放送作家に興味がない人でも

名前を聞いた事があるぐらい

有名な方が出席している。


約1年が経った今でも

改めて、僕の前にその人が居ると思うと

メチャクチャ緊張してしまう。


僕の憧れの人だ。


思えば、幼稚園の時には

日曜日の朝に放送されていた

「ジライヤ」に憧れ


小学生の時には

元ヤクルトスワローズの池山選手に憧れ


中学生になると

ミッシェル・ガン・エレファントの

チバユウスケに憧れ


高校生の時は

ザ・フーのキース・ムーンに

憧れていた。


この人達以外にも、

「こんな人になりたいなぁ~」と

思える人に、今までたくさん出会った。


時には、それが先輩だったり

兄弟だったり、友達だったり、両親だったり。


これから先も、たくさん出会うと思う。


明日は、スタジオ収録を見学する事が出来る。


3月から始まる番組で

司会は、品川庄司さんと大島麻衣さん。


また、憧れの人が増えそうな気がする。


立場は、全然違うけど

僕は、また身分不相応な憧れを持ってしまうと思う。


とりあえず、明日は早いから

ビール飲んで寝よう。


遅刻は厳禁だ。


そういえば、キース・ムーンが亡くなった日の

丁度、2年後に僕が生まれたんだよなぁ~。


まっ、どうでも良い事だけど。


今日の主題歌

ザ・フー/マイ・ジェネレーション



あの夏のスクイズのサインを忘れない。

今日もWBCの強化試合があった。


昨日と同じ様に、PCをやりながら見ていた。


結果は、日本の勝利!


杉内投手のピッチングが素晴らしかった。


僕も、中学まで野球部で野球をしていた。


中学までしか野球をやっていなかったけど、

それなりの思い出もある。


一番の思い出は中学3年生の夏の大会。


その時は、運が良く僕らの地区からは2校が全道大会に

出られる年だった。


僕たちの学校は準決勝まで進み

後、ひとつ勝てば全道大会に出られるところまで来ていた。


相手ピッチャーは僕らの中じゃ有名な投手で

なかなか得点は入らなかった。


当時、僕は4番を打っていて奇跡的に

2ベースを打った。


3塁に進み、場面は1アウト。


打席には、僕の数少ない親友の一人が立っていた。


その時の僕らのチームのサインは

監督がベルトを触っていたらバンドという

メチャクチャ分かり易いサインだった。


僕は、3塁で監督のサインを見たが

監督は微妙にベルトを触っているか触っていないかの感じだった。


ワンストライクワンボールからの3球目。


打席の親友は、バントをした。


僕は、それを見て慌てて走り出す。


足が遅い上に

明らかに遅いスタート。


結果は、余裕のアウト。


試合は、1対0で僕らの負け。


全道大会への夢は叶わなかった。


今でも、あの時に監督はスクイズのサインを出していたのかどうか?

分からない。


僕は「お前が、勘違いしてバントしなかったら

全道大会に出られたのに。」と、言い


そいつは、「お前が、スクイズのサインを見逃がさなかったら

全道大会に出られたのによぉ~」と言う。


あれから。10年以上過ぎているのに

今でも、そんな話になる。


そんな親友から、先日連絡があった。


3月の上旬に仕事で東京に来るから

家に泊めて欲しいとの事。


彼と逢うのは、1年以上振りだ。


お互い、なかなかゆっくり話をする時間はないかもしれないけど

そんな中でも、またこの話をするんだろうなぁ~。


「お前が、勘違いしてバントしなかったら

全道大会に出られたのに。」


「お前が、スクイズのサインを見逃がさなかったら

全道大会に出られたのによぉ~」


少し、部屋を掃除しなきゃな。


今日の主題歌

我那覇美菜/終わらない夏



WBCと甲子園の予選。

今日、WBC日本代表とオーストラリアの練習試合があった。


僕は、今にも潰れそうな5畳の部屋でせっせとPCで仕事をしながら見ていた。

結果は、日本代表の圧勝。


多分、多くの人が3年前の第一回大会を思い出したと思う。

本当に、あの時は感動した。


僕はその時、絵に書いた様なプータローだったので

北海道で日本代表の全ての試合を見た。


あの時から3年。

僕は今、東京で構成作家を目指している。


有難い事に、やる事は山積みで

この前、初めてのレギュラーの仕事も貰った。


そんな感傷に浸っていたら、

ある事を思い出した。


それは、2007年に行われた

神奈川県で行われていた甲子園の予選大会。


僕が、東京に出て来た1年目の年。


僕は、テレビ朝日で放送されている

「甲子園への道」を見ていた。


試合は、高校野球の名門校「横浜」と

相手チームは聞いた事のない無名の高校だった。


「横浜、絶対有利!!」

誰もがそう思っていたと思う。


僕も、そんな感じで見ていた。


でも、試合はもつれた。


同点のまま回は進み、

横浜の攻撃。


一打出れば、サヨナラのチャンス。


横浜のバッターが打った打球は

平凡なセンターフライ。


誰もがチェンジだと思い

打ったバッターは下を向きながら歩き

塁に居たランナーも仕方なくホームに向かって歩く感じだった。


しかし、その打球がセンターのグローブに入る事はなかった。


正確には、一度グローブに入って落ちたのだった。


まるで、ドラマ「未成年」のワンシーンみたいに。


「ゲームセット」


喜ぶ横浜ナイン。


立ち上がる事が出来ないセンター。


番組は勝利した横浜高校だけを扱い

相手校には、全く触れずに終わった。


何とも言えない

切ない気持ちだけが残った。


あれから、2年。


あの時、センターを守っていた選手は

今日のWBCの試合を見ていたのだろうか…


ひょっとして、あのエラーがキッカケで

野球の試合なんか見なくなってしまったかもしれない。


ひょっとして、あのエラーが忘れられずに

大学や社会人で、まだ野球を続けているかもしれない。


ひょっとして、何年後かのドラフト会議で

あの選手が指名されて

会見であのエラー時の話をするかもしれない。


僕は思う。


日本代表と無名の高校野球の選手。


責任の大きさは、日本代表の方が大きいのは当たり前だ。


でも、責任の重さは一緒だと思う。


責任の重さは、日本代表だって高校野球の選手だって

草野球の選手だって

みんな、同じだと思う。


出来れば、あの選手がエラーの話を笑い話に出来る様に

なっていてほしいと思う。


「お前酔うと、いっつもその話するな~」なんて

友達にバカにされながら。


今日の主題歌

カーペンターズ/青春の輝き