本日11月12日に総武快速E235系と東海道線特急と千葉以東の輸送体系についてプレスリリースやリークで明らかになりました。

横須賀・総武快速線E235系営業運転開始について

https://www.jreast.co.jp/press/2020/yokohama/20201112_y02.pdf

東海道線特急が新しく生まれ変わります

https://www.jreast.co.jp/press/2020/20201112_ho02.pdf

来年3月ダイヤ改正での千葉支社ダイヤ改正について

 

 

これらの情報から気になる点をいくつかピックアップします

 

1.E235系は今年度8編成導入、運用開始は12月21日(月)

JR東日本、E235系車両を横須賀・総武快速線へ2020年度から順次導入 ...

 

E235系について今回のプレスリリースにて明らかになった点として運用開始日が12月21日(月)という点です。

来月には一部の運用でE235系の運用が始まりますが、横須賀線は逗子駅での分割併合の関係で基本編成と付属編成のペアが変わる運用が存在すること、またE217系とE235系は仕様が違いから併結が出来ないことこの2点を理由に限定運用となります

また今年度の導入数が8編成120両となっていることからダイヤ改正前日までのE235系の運用はペアが変わらない01運用~15運用となるでしょう

尚ダイヤ改正後の運用は後述の千葉以東の輸送体系のリークから大幅に運用が変わるため、時刻表で詳細な時刻が明らかになるまで不明です

 

2.特急湘南新設、定期運用E257系統一、全車指定化

JR東日本横浜支社|JR東日本 伊豆・箱根・湯河原|JRで行く、伊豆の ...

 

東海道線特急についてダイヤ改正で以下の大幅な変更となります。

定期特急をE257系に統一

湘南ライナー・おはようライナー新宿・ホームライナー小田原を廃止し特急湘南を新設

踊り子と湘南を全車指定席化(スワロー化)

修善寺踊り子についてはE257系2500番台に置き換え

 

ここで気になる点として「定期特急をE257系に統一」「湘南ライナー・おはようライナー新宿・ホームライナー小田原を廃止し特急湘南を新設」という点

現在湘南ライナー・おはようライナー新宿・ホームライナー小田原には全車2階建ての215系という車両が3運用存在します。215という数字から分かる通り215系は特急車両ではないため特急湘南に置き換わる場合必然的に運用離脱となります。

そうなるとホリデー快速ビューやまなし専属になるため2編成程度は廃車が発生するものと思われます。

またスワロー化に伴い特急料金が大幅に値上がるため、値上げを嫌って利用者が減ってしまう可能性があります。特に新宿発着に関しては小田急ロマンスカーと並行していることから、小田急の影響がない国府津・平塚・茅ヶ崎等への停車などのテコ入れが行われる可能性があります。

尚185系に関しては定期運用こそ来年3月ダイヤ改正に廃止されますが、臨時運用に関しては来年3月ダイヤ改正以後も残ります。しかしその臨時運用も次の3.の内容から来年度中に早々に置き換わることになります。

 

3.ホームライナー千葉廃止の2の舞、内房線直通総武快速増発によりさざなみを削減へ

わかしお・さざなみ・しおさい(255系・E257系):JR東日本

185系の臨時運用が来年度中に早々に置き換わる理由はさざなみの削減が行われることがリークで明らかになったためです。

リークによると朝夕通勤時間帯では君津駅における館山方面との接続用にホームを確保するため「さざなみ」(平日のみ・君津発着)の一部の運行取り止めて総武線快速に変更を予定と記載されています。

つまり内房線直通の総武快速を増やし替わりにさざなみの一部列車を廃止するということだが、これは2019年3月のダイヤ改正における総武快速千葉行き増発とそれに伴うホームライナー千葉全廃と全く同じ流れだ。まさにホームライナー千葉廃止の2の舞である。

ただし今回は館山方面との接続用に君津駅のホームを確保するというのが理由なので、ホームライナー千葉の時のような全廃にはならず君津駅のホームに余裕がある時間帯のさざなみは残るようだ

 

4.総武快速が館山へ

E235系1000番台,12月21日から営業運転を開始 〜横須賀・総武快速線 ...

 

本日発表されたプレスリリースには内房線の運用範囲が君津までしか記載されていないが来年3月のダイヤ改正で上記の内房線直通総武快速増発に伴うさざなみ減便で内房線内での総武快速の夜間停泊が増えることから、館山駅への乗り入れが1往復のみ設定されることになる

具体的な内容は

 

この記事に載っていますからそちらも参考にしていただきたいと思います。

運用時間帯については記載されていませんでしたが恐らくこの記事で予想されている時間帯に成ると考えています。

 

5.鹿島線の千葉直通は総武快速1往復のみに

鹿島線 - Wikipedia

E131系によるワンマン運転の導入が予定されている鹿島線ですがやはりワンマン運転になるせいなのかは分かりませんが千葉駅への直通が総武快速1往復(鹿島神宮6:01発東京行と東京18:10発成田空港・鹿島神宮行き)のみになり、残りは佐原か成田での折り返し運転になります。

千葉発の最終列車は佐原発に短縮、鹿島神宮発の最終列車成田行きについても佐原行きに短縮されるような記載があります。

尚209系の4両編成の運用が残るかどうかは現時点では不明になっています。

 

6.209系2100番台は来年2月以降に6両×12編成が廃車へ、その内6編成は増結用に4両化

209系2000番台・2100番台が営業運転を開始|209系情報局|2009年10月2 ...

209系2100番台はE131系によって一部編成が置き換えられることは既に明らかですが、その編成数が6両編成×12本であること

そしてその内の半数の6本が全車廃車で残りの6本が増結用に4両化されることが明らかになりました。

また廃車回送ですが回送先が長野総合車両センターで来年2月から行われることも明らかになりました。

尚マリC625編成・マリC626編成の武蔵野線転用の話ですが、マト118編成の武蔵野線転用が行われたため?どうやら中止になったようです。

しかしマリC625編成は現在OMに入場しているマリC613編成を除くとマリC608編成に次いで2番目に検査期限が迫っていることから後3ヶ月以内にOM入場が行わなければ確実に廃車の対象になってしまいます。そのためマリC625編成はどのみち近日中に動きが発生するでしょう。

また2年連続2度の事故を起こし車体への損傷が激しいマリC612編成の処遇が気になるところです

 

他にも気になる点はいくつかありますがこれ以上は記事の容量が莫大になってしまうことからこの辺りで以上とさせていただきます。