(2023年1月1日付け記事)
ないがままに生きる。
物理的に見ると、
あるものはある、ないものはない
ということになります。
一方、「ゼロの概念」では、
何もないと思えるものは何もないのではなく、ゼロというものが存在している
と定義されます。
これは相反する考え方
ここで、言葉で遊んでみたいと思います。
ビートルズに「Nowhere Man」という歌があります。
Nowhere Manを直訳すると、
「どこにも存在しない男」
(→意訳すると「居場所のない男」、
→超訳(笑)すると、Nowhereはvacant(空っぽ)くらいの意味で「中身のない男」→「くだらない奴」くらいの感覚かなぁ。知らんけど)
さて、
ここでNowhereをoとwの間で分けてみましょう。
すると「No where Man」となり、直訳すると、
「どこにも存在しない男」
「Nowhere Man」と意味は変わらないですね。
次にNowhereをwとhの間で分けてみましょう。
すると、「Now here Man」となり、直訳すると、
「今、ここにいる男」
となります。
「どこにも存在しない男」と「今、ここにいる男」
区切る位置で全く反対の意味になりました。
ちなみに、「Nowhere Man」は、この後、
Isn't he a bit like you and me?(君や僕にちょっと似てないかい?)と続きます。
「どこにも存在しない男」と「今、ここにいる男」が見事に繋がった瞬間です。
内省的というか含みがあるというか、ジョン・レノンの歌詞らしい奥深さがありますね。
ところで少し話は変わりますが、サンテグジュペリに「星の王子さま」という小説がありますが、この小説のポイントは「大切なものは目に見えない」でした。
「目に見えないもの」であっても、視点を変えると「目に見えるもの」に変わるということです。
つまり、見方や考え方など視点を変えることにより、「ない」と思っていたことが「ある」ということに気が付くのです。
まさに「ゼロの概念」ですね。
さて、今年の命題
「ないがままに生きる」
について一年間掛かって導き出した答えは、
「足るを知る」
ということに行き着きました。
つまり、足りていると思えば満足である。
「ない」と思うから「ない」のであって、これで満足だと思えば、他人からは「ない」ように見えても、自分にとっては「ある」のです。
年の瀬に理屈っぽいお話になってしまいましたね…。
さて、今年は福岡旅行に札幌への出張、また予想外の断酒、長男の大学卒業などいろいろなことがありました。
もう大晦日というのが全く信じられないくらいの感覚てすが、2024年はもう目の前
今、この記事を書いていたら、晴れ間が出ているのにパラパラと雨が降り出しました。
狐の嫁入りですね。
狐の嫁入りは吉兆で縁起が良いと言われます。
大晦日に狐の嫁入りとは格別ですね。
終わり良ければ全て良し✨
本年は皆様にはお世話になりまして本当にありがとうございました。
引き続き、新年もよろしくお願いいたします。
どうか良いお年をお迎えください。⭐
受験生は、猛勉したまえよ、猛勉!