私は、この歳になって、またバンド活動なるものを始めたのですが、残念ながら、自分には「音楽的才能」というものが皆無だと思います。
なんとなく勢いでベースなる楽器をしているのですが、最近まで、音楽におけるベースの重要性を全く認識していなかったほどです。
この歳になって開き直れたのか、自分には「音楽的才能」がないことを宣言した上で、バンドのメンバー数名に、楽器を始めたきっかけを聞いてみました。
それこそ人それぞれでしたが、みんな音楽に対する取り組み方が、私とは違いました。
プロを目指していた者、音楽がやりたくてすごく努力した者、若かりし一時期を音楽のみに費やした者、誰1人として私のように何となく、半ば義務的にやっている者はいませんでした。
私は、「音楽的才能」はありませんが、この歳になってやっと楽器を演奏するのが楽しいと思えるようになりました。
ここからが私のスタートです。もう一度、基礎からやり直します。
もしかしたら、数年後には、自分にも少しは「音楽的才能」があったと思えるかもしれません。
私の持論では、「才能」というものは、あると信じる者だけが持てるものですから。