そんなときの対処法をお伝えします。
あかい靴の藤本ゆきこです
革のパンプスは
〝新品の時がいちばん小さい状態〟といえます。
履くうちに革が馴染んでご自身の足の形に馴染んでいきます。
ということは、
「パンプスは小さすぎても、大きすぎてもダメ」
です。
小さいと痛い。
大きいとパカパカして脱げる。
パンプスは新品の時にジャストサイズで
履いていくほどに革が馴染むと一番いいです。
新品の時に痛い場所と対処法をお伝えします。
その①
(この木型はアンティークで最近はプラスチックの木型です)
写真上が新品、写真下が使用品です。
足幅が違うと思います。
ここまで足の形に馴染んでしまえば楽です。
↑ストラップがついた靴は足が前へ滑りににくいので
足幅の痛みがない場合があります。
なぜなら、足幅の華奢な方は「靴の入ってはいけない場所」まで
足が入り込んでしまって当たって痛い、という場合もあります。
ストラップがあると、足が奥まで入り込めないです。
パンプスが馴染むまでにできる事
1、新品時ほどストッキングをはくこと。
足を入れた時にすべりが違い「当たる」感じが少ないのと、足が若干小さくなりきつい感じが和らぎます。
(素足、カバーソックスは意外にパンプスをきつくさせます)
2、新品を履くときは朝から履こう!
ご存知の通り、足は夕方になるにつれて「むくみ」で足が大きくなる方がほとんどです。
足が大きい状態で新品の馴染んでないパンプスを履いてしまうより、足がまだ小さいうちの朝から履いた方が革が馴染んでいきやすくラクです。
3、靴べらを使って履くこと。
新品のパンプスは足がひっかかり入りにくい場合があります。
パンプスを履く際に革の巻き込み防止にもなります。
スムーズに足が入りやすいという事と、パンプスへの負担が少ないです。
無理やり足を入れてしまうとカウンター部分(カカトからアキレス腱が当たる部分)の芯がつぶれてかえってパンプスが履きにくくなる場合があります。
4、新品時に一度履いて痛かったからと言って
「もう履かない!」はもったいないです。
気に入って買った新品のパンプスを初めて履いておでかけして痛かったら、確かにショックです。
履きたくなくなる気持ちわかります。
対処はいろいろありますので、あきらめず靴屋さんに相談してくださいね。
革製品は革の特性を活かして「革を伸ばす」という事ができます。
足へ馴染ませるまでに痛くて履けない、場合もあります。
その時は購入店、もしくは靴修理屋さんで革を伸ばしてもらえます。
弊店にてご購入のパンプスは
幅伸ばし等を無料でさせていただいております!
せっかく気に入って購入したパンプスです。
新品のうちから少しでも快適に履いていただけるとうれしいです
最後までお読みいただきましてありがとうございます。