2021年11月 岡山県 井原市 七日市町の石鎚神社の石碑 | 旅する石鎚信仰者

旅する石鎚信仰者

やはり石鎚山は素晴らしい。

岡山県井原市七日市町に石鎚神社の石碑が祭られている。

ここの事は井原市史民俗編781頁に以下のように記されている。

「七日市町無量寺に石鎚神社元老顧問藤代源治の碑が立っている」とあり、ここも何

とも言えぬ位置情報であり、七日市町は今も存在するが無量寺がさっぱり分からない

ままの捜索であり、石碑の発見には困難を極めた。

そして現地へ探しに行って見ると、林道から更に奥へ入った雑木林の中に石碑は立っ

ていた、石碑のすぐ横に小さな祠があるがどちら様か分からない、同書にはこの石碑

に記されている「藤代源治」の事を次のように記してある「日之出講の熱心な先達で

大正初年、石鎚神社は神社維持資金を多額に納めた者百人に特別会符を与えたが、

藤代源治はその内の23号を頂いた。現在その会符は日之出講で管理している。」と

記されている、また「ふるさとの探訪 出部の史跡」という冊子には次のように記されて

いる。「石鎚神社 贈元老顧問 藤代源治碑(高さ 190 ㎝・幅 100 ㎝)七日市町無量寺

に表記の碑が建てられ、裏面に「昭和 32(1957)年5月吉日建之 出部日之出講社中 

元陸軍法務中将従三位勲1等大山文雄書」とあり、当時の井原市長に揮毫を依頼し

たことがわかる。藤代源治(七日市町、昭和 22(1947)年 4月22日没・行年73歳は、

四国石鎚神社の信仰団体・出部日之出講の熱心な信者であり、同講の先達、支部長

として活躍する一方、大正元(1912)年、石鎚神社維持資金多額寄進者 100人に特別

絵符(黒絵符)が与えられたが、彼はその23号をいただいた。また、石鎚神社の夏山
参拝では請われて成就社(中宮社)に詰め登山課長として采配もふるった。このような

彼の偉大な業績を称え、没後 10 年目に後月郡内の同講社員に寄付を呼びかけ、こ
の碑が建立されたのである。」と記されている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここに石鎚神社の石碑はある

七日市町731-1付近

 

電柱の左奥山中に石碑はある

 

道路からのぞき込んでみると石碑と小社が見えている

 

近寄ってみるとすばらしい石碑である

 

上部に石鎚神社

 

下部に「贈 元老顧問 藤代源治碑」

 

裏側には「昭和三十ニ年五月吉日建之」

「出部日の出講社中」「元陸軍法務中将徒三位勲一等大山文雄書」

 

風化も少なく全ての文字は残っている

 

側面から見ると薄く平らな自然石

 

すぐ隣にある小社は石鎚神社かとも思ったがどちら様か分からなかった

「やはり石鎚信仰の歴史はすばらしいと思う」

m( _  _ )m

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

旅する石鎚信仰者