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岡山県井原市稗原町の八幡神社に石鎚山が祭られてある。
ここの事は井原市史民俗編の石鎚様一覧表の頁に以下のように記されている。
「26 稗原町宮風呂・八幡神社 大正五年三月十日に、石鉄神が八幡宮に合祭された。
石鉄神のご神体は鍾乳石の石筍という。」と記されてある。
そして八幡神社へ行ってみると立派な境内社が何社かあるが、石鎚神社は無く、何よ
りも本に記されているご神体の「鍾乳石の石筍」を発見する事はできなかった、感じか
らして筍のように積み重なった石だとは思うが、それらしき石は境内には無く、唯一、
自分的感覚では参道入口に一対の常夜灯があり、左の常夜灯のそばに黒くて四角い
大きな石が立ってある、間違いなく何でもない石ではなく、何かいわれがある石のよう
であるが、傍に由緒がある訳でもなく断定はできないが、この四角い石が石鎚山のよ
うな気がしてならない。
更に八幡神社本殿内には石鉄神社が合祭された事を示す額が掲げられていた事か
ら、ここに石鎚山が祭られている事は間違いないようである。
参道を登って行く
立派な境内社が何社かある
少し下りた所にも何社かあるが石鎚の文字を見る事は無かった
境内にある石、鍾乳石と言う感じではなく石筍も当てはまらない
こちらが本殿、立派な佇まいである
中に入ってお参りできるが石の情報は何も無かった
そして石鉄神社が祭られていると記されている
結局、どの石か分からなかったが神社入口常夜灯横に怪しい石が立っている
四角いひび割れた模様の石であるが何も確証はない
しかし自分的にはこの石である可能性は高いと思っている
そして「またひとつ石鎚山に近づく事ができた」と思う
旅する石鎚信仰者