2019年10月 愛媛県 大洲市上須戒西峰の石鎚山 | 旅する石鎚信仰者

旅する石鎚信仰者

やはり石鎚山は素晴らしい。

愛媛県大洲市上須戒西峰に石鎚山がある。

ここの事は「西峰地区の山頂近くの巨大な岩の上に鎮座」とあるだけ (>_<) ! !

たったこれだけの情報から、約3年前から幾度となく現地入りし、現地聞き込み調査を

繰り返している内にやっと発見した石鎚山であり、現在西峰地区の住民でこの石鎚山

の場所を知っていたのはたった2人だけ、そして今年の夏たまたまこの内の1人の方

出会い、今回の発見となった。

そして現在も4月にお祭りは行われているものの今年の登拝者は2人、年々参加者は

減り続け来年はできるかどうか分からないと言う。

そして登り口と石鎚山の祭られる場所を教えていただくも場所が場所だけに難儀した

ことに変わりは無く、最近には無いなかなかの藪漕ぎ登山であった (>_<) ! !

そして完全装備にて登山口から約1時間、目標としていた支尾根上の奥にせり上がる

大岩を発見、10メートルほど立ち上がっていて、辺りは昼間でも鬱蒼として薄暗く上空

からも見えないほどのであり石垣が組み上げられ信仰の痕跡が伺える、そして石鎚山

の祠は大岩の頂に祭られ中には3寸の石鎚大神が祭られていた。

石鎚大神は西峰地区の方向(南東)に祭られ、正面に展望は無く航空写真にも写らな

何度も出石寺から北東に延びる稜線を調査したが分かるはずがない所であった。

しかしこの石鎚山は本当に立派であった、これほどの石鎚信仰の地を作り上げた先

がいた所が信仰的に衰退していくのは本当に寂しい限りである。

しかし今回このタイミングで発見できた事は何か意味があるのかも知れない。

 

 

 

 

 

 

 

西峰の石鎚山登山口は林道にある

 

実際のGPSログ

登山口から600mの支尾根に上がるまでは

踏み跡は無いに等しく難儀する所

 

上記の航空写真にある登山口右下の車道からここを左に入る

この道は航空写真にはないが立派な林道である

 

林道に入って数分で右カーブの所

右側に大岩がむき出しになっている所がある

この左側が広いのでここへ駐車

石鎚山の登り口はこの少し先の右側である

 

駐車場から50mほど進んだ左カーブの所を右へ入る

 

右から来て左の坂道へ入る

 

すぐに分岐があるがここは右の広い道へ

そして左へ回った右側が登山口

しかしこの辺りは開発中で様子が変わっているかも知れない

 

道は左へまっすぐ続いているが

石鎚山の登山口は右、ここを入って行く

 

はっきりと踏み跡がある登山口であるが

 

登山口から5分ほどは道があるがすぐに不明瞭になる

ふっすらと細い踏み跡を追って支尾根を目指す

ツルは無いので進めるが最初は竹藪、そして雑木林に変わり

1時間ほどは難儀するだろう (>_<) ! !

 

やっとの事で支尾根に登った

緩くなってくると尾根上にはっきりと道が現れる

 

支尾根に登って少し進むと正面に祠が現れる

これは利休さんと呼ばれ千利休がこの地に来たと伝えられている。

 

道は更に奥へ続いて緩く登っていく

すると正面に積み重なったような大岩に突き当たる

 

この大岩が石鎚山

 

踏み跡は岩の右奥へ続いている

 

石垣が組まれた広場に出る

 

石垣の中にある石には何も記されてなかった

ここがどのような所なのかさっぱり分からない

 

そして後ろに聳え立つ大岩

見ただけで石鎚山と確信できる光景である

 

どうもあの頂に石鎚山が祭られているよう

 

更に奥地まで大岩は続いていた

 

正面へ戻って大岩の左上へ続く踏み跡を追ってみる

 

左へ入って行くと石仏が目に入った

 

地蔵菩薩と思われる

文字が彫られてあるが読み取れなかった

 

まるで御塔石のように積み重なっている

 

上からロープが垂れ下がっている

 

最頂部に何か祭られているようだ ! !

 

すばらしい環境である ! !

 

祠には何も文字は無かった

中には3寸の石鎚大神が鎮座

 

側面は3階建以上の高さ

 

正面に展望は無いが西峰集落の方向

 

石鎚山の祠前にある石柱「大洲市」とあった

 

直会のお酒の瓶

この先、ここへ来る人も無く、知る人も居なくなる

あと数年遅ければここは発見できなかっただろう

今日も「やはり石鎚信仰はすばらしい」

 

 

 

 

 

 

 

 

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