大峰山 山上ヶ岳
大峯山寺本尊秘仏蔵王権現尊像御開帳
修験道聖地であるこの地に始めて足を踏み入れたのは2017年4月である、そして今
年2019年の登拝期間(5月3日〜9月22日)は皇太子徳仁親王殿下御即位奉祝記念と
して12年ぶりに中央本尊・蔵王権現像がご開帳されております。
この機会を逃してはならぬと今回の主目的はこの蔵王権現像を拝する事であり、この
期間中に山上ヶ岳へ登拝することは昨年より決めていた。
そしていよいよこの機会がやってきた、今回は御開帳された蔵王権現と日本三大荒
行の1つ大峯山西の覗き、吊るしの行 (修行の一環として命綱を体に縛り、絶壁に吊る
されるという荒行が行われる場所) も体験する事にしたm( _ _ )m
そして心配していた天候にも恵まれ、無事に2つの目的を果たすことができた、御開帳
された蔵王大権現、堂内は予想に反して人は少なく、1人でゆっくり拝する事ができた
じっっと前で見ている時の無心感は今もはっきりと覚えている、何より我が家の石鎚
蔵王大権現と共に勤行できたことは、いちばんの想いとなったm( _ _ )m
そして西の覗きは「一度死んで生き返ってくるつもりで臨んでください」というお言葉と、
眼下に広がる光景は生涯忘れることは無いだろう、1本のロープにすべてを託し両手
は金剛合掌、いくつかの問いかけの最後は「また大峯へ戻ってくるか」と言う事であっ
たが、この山上ヶ岳には何か石鎚山と同じ魅力と感覚が感じられるm( _ _ )m
登り レンゲ谷ルート 大橋茶屋~レンゲ谷~レンゲ辻~日本岩~山上ヶ岳
降り 清浄大橋ルート 山上ヶ岳~西ノ覗~洞辻茶屋~大橋茶屋(清浄大橋)
大橋茶屋から拝する山上ヶ岳
今日もすばらしい
「奉祝天皇陛下御即位記念
大峯山寺本尊秘仏蔵王権現尊像御開帳
令和元年五月三日~九月二十三日」
レンゲ辻にある女人結界門へ
洞川温泉清浄大橋から林道を進み20分でレンゲ谷登山口
登山道に入り1時間40分の登りでレンゲ辻の女人結界門
レンゲ辻から山上ヶ岳へ
お昼なので日本岩へ寄って昼食
日本岩からの景気はすばらしい
正面には稲村ヶ岳
そして山上ヶ岳のお花畑
大峰山上ヶ岳頂上の碑
頂上にある聖跡 湧出岩
ここから蔵王大権現が現れた
そして大峯山寺へ
いよいよお参りである ! !
今回、大峯山寺の金剛杖を新調
更に大峯山東南院と陀羅尼助茶屋西浦清六で焼き印
広々とした堂内には御開帳された蔵王大権現が祭られていた
無事に目的を果たし大峯山寺を後にした
大峯山寺の山門
ここにも同じ御開帳の看板がある
西の覗き「吊るし」を申し込みに大峯山龍泉寺へ
僕一人だけだがやってくれるとの事
そしてお寺の方と西の覗き(行場)へ向かう
「ありがたや 西の覗きに 懺悔して 弥陀の浄土に 入るぞ嬉しき」
注意事項を聞きいよいよ吊るし ! !
もはや恐怖感などまったくなくロープ一本にすべてを託し
思いっきり身を乗り出したわけであるが
傾斜があり岩はつるつるで体が前へ滑っていく (>_<) ! !
もはやロープに引っ張られなければ戻る事はできない
数分の出来事だろうか?谷底の景色(お不動)は忘れない ! !
一度死んで生まれ変わりましたm( _ _ )m
僕が終わった時にはたくさんの行列になっていた
無事に行場を終えてぼちぼち下山
大峯山等覚門
聖蹟お亀岩
鐘掛岩
鎖場
休息所の松清店
ここでは貴重なお話を伺った
陀羅尼助西浦清六茶屋で焼き印を戴く
洞辻茶屋
ここは1件の食堂のみ
大峯奥駈道から分かれ下山道(清浄大橋ルート)へ
役行者お助け水
一本松茶屋
洞辻茶屋からゆっくり1時間20分
清浄大橋の女人結界門
この石碑は印象深い
大橋茶屋から山上ヶ岳
今日1日の事は生涯忘れることは無いだろう
m( _ _ )m
旅する石鎚信仰者