本日第60番札所横峰寺へ行く途中に今までは無かった場所に石鎚蔵王大権現
を発見したのである。
横峰寺は自動車で行く場合は西条から黒瀬ダムの方へ走り黒瀬ダム横の黒瀬
峠を少し過ぎた所から右側へ入り有料林道を登っていく。
そして今日発見したのは黒瀬峠のすぐ横に長谷地蔵尊と言う小さな祠があるの
だが、そのすぐ隣の倉庫?民家ではなさそうだがここのシャッターに石鎚蔵王大
権現が画かれていたのである。
この絵は間違いなく今年始めにはなかった、石鎚スカイラインが冬季通行止めの
時しかここを通る事も無く、春から秋はお金のかからない土小屋からしか石鎚山
へ登らないからだ、と言う事はこのシャッターの絵は今年の春から秋にかけて描
かれた事になる。
何よりも見ていて内容が楽しい、間違いなく石鎚神社が描いたものではないと思
っている、自分的には横峰寺が描いたものではなかろうか?と思っているのだが
理由は石鎚大神は描かれてなく石鎚蔵王大権現である事、横峰寺・弘法大師・
大日如来も描かれ、何よりも「石鉄山」と記されている事、そしてなぜか京屋旅館
のお風呂も描かれている、全体的な内容からしても仏様であり石鎚神社が描い
たものとは考えにくい内容である。
今回の発見はこのシャッターの絵がどうのこうのと言う事でもなく、信仰的な要因
や詳しい調査の必要すらないが、やはり現代に再び石鎚蔵王大権現がこのよう
な形で描かれる事が何となく嬉しい
ここはロープーウェイで石鎚山へ登る人には絶対目に入る位置であるが何も関
心がない人には小学生の落書きにしかみえないだろう。
しかしこのシャッターに描かれた「絵」なんでもないような絵に見えるが石鎚
信仰の歴史を知っている者にはかなり奥が深い表現である。
「霊峰石鉄山岳伝説天狗王」
だいたい意味は分かるが「天狗王」が分からない
「天狗王」とはこの天狗はんの事みたい
このすぐ上にある歓喜庵のお風呂
これは横峰寺、金(かね)の鳥居は石鎚山西遥拝所
横峰寺のご本尊、大日如来座像
「金剛蔵王大権現」とある