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愛媛県西予市に大野山があり山頂に石鎚蔵王大権現が祀られてある。
ここの事を知ったのは「生活のなかの行道 石鎚信仰の深層」と言う本の一節に
こうある「東宇和郡宇和町の~大野山は796m~また、頂上には鳥居の跡があり、以前は石鎚蔵王権現の分霊 権現様 が祀られていたという」とある。
祀られていたと言う事は今は無いと言う事か?短い文章だが内容からしてどう筆者も
確認はしていないようだ。
たったこれだけの情報だがこれだけで大野山の位置は今でも特定できる、地図を見て
みると現在は山頂のすぐ裏にまで林道が延びているよう。
山頂のすぐ裏にある林道はナビに出るので行ける、現地へ付くとこの林道から山頂ま
で更に林道がありほとんど歩くことなく大野山山頂まで行く事ができる。
本に書いてあるとおり山頂には崩れた鳥居があり更に奥には蔵王権現の石仏があっ
た、石鎚山と分かる物や文字は確認できなかったが、この蔵王権現の石仏には「明治
20年」の文字が読めた、おそらくこれが本に書かれてある「権現様」石鎚蔵王大権現
であろう今も現存していたのだ。
大野山はヤフーの地図に出ている
大洲から鳥坂トンネルを抜け237号へ入る
更にここから横野方面へ入ると集落がある
集落を抜けると道がダートになる
道なりに進むと峠に出て交差点になっている
ここは電柱のあるほうへ進む
この峠にはアンテナがあるのですぐ分かる
舗装はされてないが道は荒れていない
峠からガタゴト進むと右側に分岐がある
この道は地図には載っていない
ここを登っていくがさすがに道はがりがりである
ここを登っていくがさすがに道はがりがりである
ここから上は軽の四駆に限る
すぐに更に登っていく道がある、僕の車なら登って行ける道
ここを登っていくと大野山山頂のようだが
石鎚山を極めると言う意味で山頂まで車で行く訳にも行かず
ここから歩いていく事に
がりがりの道
ここは右側へ真っ直ぐ進む
石柱がある
崩れた鳥居
柱には世話人の方々の名前
こちらの柱には「明治廿四年十一月吉日 上組中」
鳥居上部の笠石
手水舎の側面には「明治十六年未(ひつじ)六月三日」
御神像が残っている
石鎚蔵王大権現
すばらしい
風化も少なくいい状態
台座にははっきり文字が残っている
「東宇和郡 東多田村 上中 明治廿稔(20年)
夏六月三日 世話人 河𡌛儀烝院」たぶん