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子持権現山の蔵王大権現 (石土蔵王大権現)
再度訪問した訳ではないが今まで訪問時に撮影した写真を見て解析してみた。
この前、因島の光明寺に行ってから、昔は瓶ヶ森の男山・女山・子持権現山の3
山を合わせて石土山と呼んでいた時代かあり、この3山の蔵王大権現を見比べ
ていた。
すると瓶ヶ森の女山の祠・男山の蔵王大権現と共通する部分が見つかり最近探
究している石土山 (瓶ヶ森) との関わりが見つかった
この子持権現山の蔵王大権現は子持権現山山頂裏の洞窟のような部分に祭ら
れており、ここへ行くには70m大鎖を登らないと行けない。
この鎖場の登山口に小さな祠があり祠の上部には子持権現分神と書かれてあり
中には蔵王大権現が2体祀られてある、ここの場合、山頂の蔵王大権現と登山口の蔵王大権現は両方とも左手は胎拳 (丸) なので悩む事はないが瓶ヶ森の場
合は女山は刀印 (チョキ) 男山は刀印 (チョキ) と胎拳 (丸) の両方の蔵王大権現
がある。
こうなるとどうなっているのやらと言う事になるのだが、この辺りの事も調べてみ
ると剣石山瓶ヶ森 (男山) の石土蔵王大権現、笹が峰 (女山) の蔵王大権現と言
う文もあり、その昔石土山 (瓶ヶ森) の山頂は剣石山瓶ヶ森 (男山) と言う時があったのだ、確かに男山直下には鎖場があり子持権現山ホンガケ道 (6本の鎖) を
登り下りし瓶ヶ森山頂へ至る最後の鎖の行場 (7番目の鎖) とも記されている。
何よりも男山の祠には変わった木造の蔵王大権現があり少し作りが違うのだ。
普通の蔵王大権現は頭には三鈷冠だが男山の蔵王大権現の頭には日月のよう
な印 (石土宗 石中寺の印?) があるのだ。
この印が子持権現山山頂裏の祠前にある御賽銭箱にもある事に気が着いた。
石土山 (瓶ヶ森) と子持権現山は繋がりがあり、瓶ヶ森の男山が特別な場所であ
ったに違いない。
中には石土蔵王大権現、左手は胎拳 (丸)
以前はすぐ横に置かれている時もあった。
この蔵王大権現の左手は刀印 (チョキ)
子持権現山山頂から裏へ回り込むと祠がある
灯篭は織部形灯籠 (キリシタン灯篭) LHQの印がある
瓶ヶ森男山の左側の祠