研究会後の様子
「日々勉強!結果に責任!」を掲げ、
「国づくり、地域づくりは、人づくりから」を信条とする
参議院議員 赤池誠章(あかいけまさあき・比例代表全国区)です。
本年は、甲辰(きのえたつ)年。「政治の原点を確認し、政治不信を払拭し、国を“保守”する年に」したいと存じます。
7月3日(水)、東京新橋にある防災科研東京会議室において、令和6年度第1回災害レジリエンス共創研究会ハイブリット開催に、防災科学技術推進議員連盟共同世話人として、参加し挨拶しました。
今回の演題は「IOT家電を利用した頑張らない防災―フェーズフリーな社会に向けて」です。
令和6年度 第1回 災害レジリエンス共創研究会|2024年度|イベント情報|最新ニュース|防災科研(NIED) (bosai.go.jp)
◎フェーズフリーとは
研究会で挨拶する様子
フェーズフリーとは、日常と災害時の垣根を乗り越えて、日常の防災化、防災の日常化の各種取組みです。
既に、商品開発や自治体でも、取り組みが始まっていると言います。
フェーズフリーとは 一般社団法人フェーズフリー協会 (phasefree.or.jp)
徳島鳴門市の取組み 巨大地震に備えろ 街まるごとフェーズフリーで持続可能な防災 | NHK
◎最新家電の防災活用
各講師による説明の様子
そのような中で、電機製造業のシャープの取組みを興味深く聞きました。
・災害に備えている人はわずか4%程度。
・一方、各種家電の普及率はほぼ100%。家電のどこでも、いつでも、誰でもという良さを活かして、防災活用できないのかという発想。
・最新の人口知能(AI)搭載でインターネットに繋がっている(IOT)最新家電であるエアコンや冷蔵庫、空気清浄機等から温湿度や運転状況、各種センサー値の家電データがあり、発話機能も使用可能。それを、家中情報として、国や自治体の災害対応機関に提供し、同機関から避難や気象情報を発信することが可能。
・最新家電の12分野959機種以上が現在稼働中であり、市区町村の99%の占有率。
・最新家電機器によって、コロナ禍前後の生活変化が判明。自宅で昼食を取る人が増え、夕食が1時間早くなる、洗濯物を日光で乾かす人が増大等。
・今般の能登半島地震においても、最新家電の稼働台数の減少によって、地図上で見える化でき、地域毎の停電被害概況を素早く推定。地震前後の冷蔵庫ドア開閉データから停電や住民の活動状況がグラフ化され、今後、救助対象の優先順位付けに活用可能。
・最新家電データは、安否確認、浸水、断水等の素早い状況把握に活用可能。
・洗濯機や冷蔵庫、空気清浄機での本体発話機能や、エアコンや調理器、炊飯機等のクラウド発話によって、定型文や自由文の発話が可能。
・茨城つくば市において、家電発話の実証実験を1日3回実施。その結果、家電発話を毎日2割、5~6日が2割弱もいて、半数近い人が聞いていて、8割が重要な言葉を覚えているとのこと。評価を聞くと、特別な機器を準備せず9割、普段使い慣れた機器での利用4割、電池交換等の特別に維持が不要4割、良いところがない0%との結果。電源が入っていなくても、緊急時に国や地方の意思で情報発信でき、日常生活で必要な機器のため、防災のための特別な準備や支出が不要な点を評価。フェーズフリーとして住民と自治体双方に有効。
・今後、台風や集中豪雨、緊急放流等に活用可能。
・どこでも、いつでも、誰でもの最新家電が、もしもの災害時に、把握、遠隔制御、伝達に活用。
・課題は、個人情報。個人情報保護法では利用可能だが、国民の理解と業界のまとまり、国のガイドラインが必要。
◎フェーズフリーの政策展開
研究会後の意見交換
私が提案している、地方創生としての二地域居住推進と、災害対応としての広域避難の連携の取組みは、まさにフェーズフリーの取組みではないかと思いました。
そのためには、国として関係省庁が連携し、地方と業界をまとめ、ガイドラインを示し、国からの支援の在り方も日常と非常時、ハードとソフトを融合した検討が必要だと感じました。
………………………………………………………………………
◎災害情報と支援
気象庁の防災情報です。
全社協の災害ボランティアの募集情報です。
日本赤十字社の義援金募集情報です。
http://www.jrc.or.jp/contribution/
自民党でも義援金募集を開始しました。
https://www.jimin.jp/news/information/207318.html
災害が各地で頻発する中で、災害復興のために、観光支援を行っています。
https://travelersnavi.com/coupon/
………………………………………………………………………
◎自民党党員募集
自民党では党員を募集しております。
党員は、自民党総裁選挙(次回は令和6年2024年)での投票権を持つことができます。
ぜひ事務所までご連絡下さい。
◎赤池まさあき後援会入会案内
後援会入会希望の方はこちらへ
https://www.akaike.com/information/supportclub_form.pdf
…………………………………………………………………………………
◎フェイスブックからはご意見を書き込むことができます。
http://www.facebook.com/akaike.masaaki
◎X(旧ツイッター)はこちら
https://twitter.com/masaaki_akaike/
◎インスタグラムはこちら
https://www.instagram.com/akaikemasaaki/
※なお、当ブログ記事の公的機関等による引用や転載については、当事務所にご一報下さい。