参議院文教科学委員会　質問立ち　生産年齢人口急減社会の教育とは

参議院文教科学委員会ての質問の様子

「日々勉強！結果に責任！」を掲げ、

「国づくり、地域づくりは、人づくりから」を信条とする
参議院議員　赤池誠章(あかいけまさあき・比例代表全国区)です。

本年は、甲辰(きのえたつ)年。「政治の原点を確認し、政治不信を払拭し、国を“保守”する年に」したいと存じます

3月22日㈮は、終日参議院文教科学委員会が開催されました。私は、自民党を代表して、質問に立ちました。

質問要旨は以下です。

◎我が国の課題は「国家意識の欠如」

参議院文教科学委員会て

「自由民主党の赤池まさあきです。

わが国が抱える課題の根幹は何か。

私は「国家意識の欠如」だと、本委員会でも質問に立つたびにその点を指摘し、そもそも、なぜ国家意識が欠如するのかを考え続けています。

国家を、自然のごとくあるのが当たり前のもの捉えてはいないか。目の前の課題にただひたすら取り組み、積み上げていきさえすれば、国家が維持できると思い込んではいないか。

国の仕事として、目の前の課題をこなし続けて辿りついたところでご容赦下さい、などというわけにはいかないのですから、何を目指して取組むのか、すなわち国としてのビジョン、構想や戦略なくして、結果・成果はあり得ません。

　勿論、ビジョン、構想を持ち、戦略を立て、万全を尽くそうとしても、想定外は発生します。しかしながら、備えがあった上での想定外と、備えすら無い状態での想定外では、自ずととダメージ、損害は変わってきます。

こういった全体的、総合的、そして中・長期的な視点を常に忘れず職務に向き合っているか。本日は、この問題意識から質問をさせていただきたいと思います。

もともと文部科学省の所管は、国家百年の計とも言われるのですから、ぜひ文部科学省の人づくり戦略や科学技術戦略の視点からの答弁を期待します。」

質問項目は以下です。

【質問1】
能登半島地震発災前後、文科省地震本部の取組み状況は如何。先般、取り沙汰された情報発信の取り扱いも含めて。

【質問2】
改正活火山法に基づく火山本部(火山調査研究推進本部)が4月1日に設立されるが、その準備状況と今後の火山対策の強化に向けての取組み状況は如何。

【質問3】
少子高齢化が進み、人口減少社会、とりわけ生産年齢人口が激減し、今後、特に地方から深刻な状況になってくることが予測される中、教育全体においてキャリア教育や職業教育をどう位置付けているか。キャリア教育や職業教育推進に向けた取組みの進捗状況と成果は如何。教育の複線化と今国会に提出した法案に関する見解は如何。

【質問4】
担い手育成という課題と向き合うには、省庁を超えた枠組みや、民間との連携体制が欠かせないと考えるが、現状、文科省として、そういった取組みは行っているか如何。

【質問5】
我が国最大の自動車産業や、海洋国家である我が国の海事産業の担い手育成に向け、文科省の取組み状況は如何。

【質問6】
国立劇場の建替えの今後の方針について文化庁の見解は如何。
毎年、養成所の研修修了生の発表会に参加しているが、ぜひ大臣や文化庁長官が研修修了生による表敬訪問を受けるなどして激励するとともに、研修生募集の広報活動に協力してほしいが、如何。