危機管理、安全意識と言動　

「国づくり、地域づくりは、人づくりから」を信条とする
参議院議員　赤池誠章(あかいけまさあき・比例代表全国区)です。

本年は、甲辰(きのえたつ)年。「政治の原点を確認し、政治不信を払拭し、国を“保守”する年に」したいと存じます。

◎令和6年能登半島地震への支援

元日に発生した能登半島地震も3日目となり、冬季厳寒の中、余震が続いており、救命救助も時間との闘いです。断水11万戸以上、停電3万戸以上、一部開通されたとはいえ、道路が各地で寸断されています。3万人以上いる被害者支援も防寒、食料等、輸送が始まっています。孤立集落もあり、現地の警察・消防・海保、自治体職員等はもちろん、自衛隊が1千人から2千人に増員され、他地域から警察災害派遣隊600名以上、消防の緊急消防援助隊2千人以上、災害派遣医療チーム(DMAT)38隊、国交省TEC-FORCE(テックフォース)約100名、自治体職員も派遣され活動を展開してくれています。自衛隊の災害派遣については、4日に2千人以上の増員を決め、5千人近くが待機しているとのことです。

令和６年能登半島地震被害状況等（Ｒ6.1.3.8時）内閣府防災 (bousai.go.jp)

来週末の1月13日(土)14日(日)に大学入学共通テストが開催されます。被災地の受験生や保護者から不安の声が上がっているとのことで、文部科学大臣からメッセージが発せられました。同テストは予定通り実施し、受験できない場合は1月27日(土)28日(日)の追試があるわけですが、東京と大阪に受験場所が限られていることから、被災地から受験しやすいように、被災地の大学等で受験できるよう特例措置を講ずるとのことです。

令和6年能登半島地震を踏まえた大学入学共通テストの実施（大臣メッセージ）：文部科学省

◎羽田空港衝突事故の交信記録公開

能登半島地震を支援に関連して、1月2日(火)午後5時47分頃、羽田空港海保安機日航機衝突事故について、当日の管制塔との交信記録が公表されました。

なぜ海保機が滑走路に入ったのか、なぜ管制塔は滑走路に入った海保機に気付かなったのか、まだまだ解明を待たないと不明な点が多くあります。推測は色々と成り立ちますが、運輸安全委員会の原因究明を待ちたいと思います。

◎安全意識と言動

そのような中で、私が気になったのは、一人一人の危機管理、安全への意識と言動です。

一昨年の安倍元総理暗殺事件の際に、事務所内で議論したことなのですが、一人一人の職責に基づいて、平時から危機を想定して、声を上げて、行動していれば、最悪の事態を回避することができたのではないかということです。

そのことは、今の我が国に一番欠けていることではないかということでもあります。

自然災害が活発化し、国際紛争も発生する中で、危機管理、安全への意識と言動について、今後も考え、そして対応策、それは教育しかないと思っています。

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◎災害情報と支援

気象庁の防災情報です。