名護市辺野古の米海兵隊キャンプ・シュワブと新飛行場建設地の沿岸と大浦湾沖(出所:沖縄県)

新飛行場の埋立工事前のFAC6009キャンプ・シュワブ/沖縄県 (pref.okinawa.jp)

 

日々勉強!結果に責任!」を掲げ、

国づくり、地域づくりは、人づくりから」を信条とする
参議院議員 赤池誠章(あかいけまさあき・比例代表全国区)です。

本年は、癸卯年。「国難を乗り越え、“跳躍”の年に」したいと存じます。

 

 12月28日(木)、斉藤国土交通大臣(公明党)が、沖縄防衛局からの辺野古沖の公有水面の埋立工事の軟弱地盤に対する設計変更について、裁判所の決定に従わない沖縄県に代わって「代執行」を承認しました。

 これにより、年明け早々に、世界一危険と言われる普天間飛行場の代替飛行場となる辺野古沖の大浦湾の埋立工事がようやく再開されます。沖縄県知事の長年の代替工事の無理筋の抵抗(?)によって、移転完成は12年後以降になるとのことです。

 

 これに対して、一部報道機関の偏向報道が目立っていると感じています。

 

朝日「辺野古の承認、国が初の「代執行」実施 沖縄県の同意ないまま工事へ

   「30分で知事の権限奪った代執行 「日本人が自ら基地を造ることに」

毎日「届かぬ民意 辺野古代執行/上 美ら海濁す、分断のくい 国、「アメとムチ」最後は強行

日経「(社説)対話せず代執行に頼った国は反省せよ」等々

 

◎なぜ世界一危険な普天間飛行場の移転が進まないのか

 

米海兵隊普天間飛行場 (出所:沖縄県)

FAC6051普天間飛行場/沖縄県 (pref.okinawa.jp)

 

 世界一危険だと言われる米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)。

沖縄の基地負担軽減が米軍関係の犯罪を契機に開始されて30年近く、普天間飛行場の航空事故が発生して移転議論が始まって20年。誰も普天間飛行場の移転に反対する人はいません。

では、なぜこれほど問題がこじれ続けるのか。

 

その問題の背景には、3つあると思っています。

 

 第一は、問題の端緒となった自民党から政権交代した鳩山民主党政権にあります。

 普天間飛行場の移転先を「国外、最低でも県外」と発言し、その結果、米国や国内代替候補地の反発を受けて、迷走し頓挫しました。県外移転という幻想を振りまいたことの責任は本当に大きいと思います。

 

辺野古沖を埋め立ててV字滑走路をつくる。

大浦湾側に軟弱地盤が発見し地盤改良工事の設計変更に沖縄県が不承認…(出所:沖縄県)

 

 第二は、沖縄の保守系と革新系の戦いです。

 保守系知事時代には、県内代替地として、既に米軍のキャンプ・シュワブ沖の辺野古沿岸への移転という現実的解決策を国と連携して推進していました。

 ところが、革新系知事への政権交代となると、先の大戦の反戦感情を踏まえ、沖縄から基地撤廃という政治的主張(イデオロギー)と相まって、選挙での民意を盾に、裁判闘争を行いつつ、行政上の手続や軟弱地盤がある環境面等々、辺野古移転を反対、妨害、阻止しようとしたことです。代替地もないのに・・・

 

キャンプ・シュワブ沖には広大な米軍訓練水域がある(出所:沖縄県)

 

 第三は、一部報道機関の偏向ぶりと政府与党の広報不足です。

 一部報道機関は、権力を牽制するのが使命とばかりに、国という権力を持つ強者が、一地方である沖縄という弱者を差別し、いじめている構図で報道し、事実を伝えようとしていません。

 具体的に言えば、在日米軍基地の7割が沖縄に集中し、米軍関係の犯罪や事故が多発し、沖縄県民の総意は基地撤去であり、国は地方自治、地方分権を無視しているというものです。

 

 一方、政府与党においても、事実を伝え続けるという広報が不足していたことは否めません。


 具体的に言えば、以下です。

・米軍基地の専用施設の7割は確かに沖縄だが、日米共用施設を含め全体で言えば、2割であること。

・それでも、一県である沖縄に基地が集中しているわけで、負担を軽減すべく、米国と交渉して、県土面積の14%から8%へ、100㎢の負担軽減を実現していること。

・沖縄に基地があり続けるのは、地政上戦略的要衝であり、米軍基地をなくし、力の均衡が崩れ、外国勢力のやりたい放題、干渉を受けかねないこと。

・普天間飛行場(4.7㎢)の代替地の米海兵隊のキャンプ・シュワブは、既に昭和31年1956年からあり、一般人の立入禁止となっていること。その沿岸沖の新飛行場は、規模が半分以下の約2㎢、その内1.6㎢が海水面であり、航空機が住宅地の上空を飛行することが回避されること。沿岸水域も、広大な米軍の訓練水域であること。

・今回問題となっている公有水面の埋立承認自体は、国の権限であり、それを「法定受託事務」として、沖縄県に実施してもらっているだけであること。国と地方の紛争ではないこと。

・以上のことは、裁判を通じて、司法においても、認められていること。

等々です。

 

 沖縄は、魅力的な地域です。温暖な気候で、自然と歴史があり、美味しい食物もあり、人情味ある人が多く、出生率も高く、観光や移転先にも選ばれる程、素晴らしい地域です。

 

 しかしながら、昨今の玉城デニー革新県政においては、県庁職員の大量退職、不祥事等が続いています。

 

 世界一危険な米海兵隊の普天間飛行場を移転させるためには、国内外の移転先を検討した結果である名護市辺野古の米海兵隊のキャンプ・シュワブ沿岸の沖合に新飛行場を一日も早くつくることだと思います。

 

 そして、戦略的要衝である沖縄を、公共事業だけでなく、観光と付加価値の高い産業をつくるべく、国と連携して、国家戦略特区を活用して民間活力を引き出しつつ、沖縄振興に邁進することが、県知事の務めだと心底思います。

 

 県知事の賢明な判断を希望します。

 

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