世界的な版画家　棟方志功生誕120年記念　棟方の全てが一堂に

生誕120年　棟方志功展

「国づくり、地域づくりは、人づくりから」を信条とする
参議院議員　赤池誠章(あかいけまさあき・比例代表全国区)です。

本年は、癸卯年。「国難を乗り越え、“跳躍”の年に」したいと存じます。

コロナ禍を乗り越えて、文化芸術活動の重要性が、改めて認識されていると思います。

東京国立近代美術館前で

そのような中で、12月2日㈯、東京竹橋にある東京国立近代美術館ての「生誕120周年　棟方志功展」を視察しました。

なぜ「世界の棟方」と呼ばれて、版画家として高く評価されていたのか、初期から最晩年までの本物の作品群を間近に鑑賞して、自分なりに理解てきた気がしました。

《門舞男女神人頌》（1941）

2段にした版画が素晴らしいのひと言。

青森に生まれ、ゴッホに憧れた棟方志功は、油絵から始め、版画ぎ中心ですが、それを屏風に貼り付けたり、領域にこだわらず、日本画、書、本や雑誌の挿絵や装丁、襖絵、壁画、菓子の袋、浴衣デザイン等々、と多方面な才能を発揮しており、ある意味ゴッホを超えていたのではと思うばかりでした。

外山南砺市　光徳寺の襖絵「華厳松」

版画の名品の数々は、素晴らしかったのですが、戦時中から戦後の6年間に渡り疎開していた富山南砺市福光ての光徳寺の襖絵には、衝撃を受けました。荒々しい松林の絵の裏は、西洋風の何とも言えないデザインと可愛らしい花が咲いているのです。時空を超えるとはこのようなものなのかと思いました。

我が国には、素晴らしい芸術家が多くいると思うのですが、棟方志功がいることは、本当に良かったと思うばかりです。

これからも、文化芸術分野を応援していきたいと思います。

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