防災シンポジウムで挨拶(富士吉田市ふじさんホールで)

 

日々勉強!結果に責任!」を掲げ、「国づくり、地域づくりは、人づくりから」を信条とする
参議院議員 赤池誠章(あかいけまさあき・比例代表全国区)です。

本年は、癸卯年。「国難を乗り越え、“跳躍”の年に」したいと存じます。

 

 9月3日(日)、富士山北麓の山梨県富士吉田市(堀内茂市長)では、富士山火山噴火に対応した防災訓練はじめとした一連の行事が開催され、私も参加しました。

 

 富士山の火山噴火の災害想定が、最新の科学的知見によって拡大変更となり、今年3月に新しい避難計画が策定されました。それを踏まえての初めての防災訓練となりました。

 

午前中は、富士山噴火を想定して市役所内に災害本部が設立され、各所に避難所が開設され、33地区の市民1千人が参加しての富士山溶岩流に対応した徒歩避難訓練が実施されました。

 

ふじさんホールがある駐車場には、国や県、市等の防災用の各種車両や機材が展示されていました。

 

 併設された市民会館会議室では、防災教室として、溶岩流の実験や火山灰を知り、富士山火山カルタのゲームもありました。

図書館では、防災に関する図書の展示やクイズラリーが開催され、富士吉田市職員の「ファンキー姉妹」による防災教室もありました。

 

◎防災専門家による質疑応答

 

 
ふじさんホールでは、堀内富士吉田市長と防災専門家による質疑応答、意見交換がありました。
 
富士山はじめ火山には「不確実性」があること。それは、火山が大きく5つの推移があり、①いきなり噴火、②前兆の後噴火、③前兆の後沈静化、④長い前兆の後噴火、⑤長い前兆の後沈静化。前兆活動にも地震や噴煙等、いくつかの種類があり、そして、火口がどこかによって避難が変わってきます。
 

第1次から6次までの避難地区 (出所:富士山火山防災協議会)

 

まずは、新しくなった避難地区について、自分や家族の自宅や職場、学校等が第1次から6次までのどこの地区になっているか確認する必要があります。それによって、避難時期が変わってきます。

①噴火火口範囲となっている第1次避難地区は、気象庁の噴火警戒レベル3(入山規制)となった噴火前に避難。

②火砕流や大きな噴石(時速100キロ以上)、融雪型火山泥流(時速60キロ以内)等が到達する第2次避難地区は、噴火警戒レベル4(高齢者等避難)で噴火前に避難。

③溶岩流(人が歩く速度より遅い)が3時間以内到達範囲の第3次避難地区は、噴火警戒レベル4で要支援者は噴火前に、一般住民は噴火後に避難。

④溶岩流が3から24時間の到達範囲の第4次避難地区、⑤溶岩流が24時間から7日間の到達範囲の第5次避難地区、⑥溶岩流が7日間から最大57日間の到達範囲の第6次避難地区は、噴火後が流れてくることが予想されてから避難。

観光客については、噴火警戒レベル1~3の間に帰宅することを呼びかける。

 

避難については、まずは一次避難所には徒歩避難となり、避難が拡大する場合は、行政が手配する車両で他市町村の避難所や仮設住宅へ移動。自主避難は、事前に他市町村の親戚や友人宅と調整すること。

 

溶岩流からの徒歩避難は、溶岩流の流れと直角避難する必要があり、どこにいるかによって避難所の場所が変更。徒歩避難については、車避難は渋滞を発生させ、被害を拡大させるわけで、車以外の自転車やバイクでもよい。

 

降灰への対応は、近くの堅牢な建物へ避難することが大事。降灰後に雨水が浸透せずに河川等で土石流を発生させるので注意が必要。国土交通省から地方公共団体に土砂災害緊急情報が発令され、住民避難を促す。

 

以上のことを踏まえて、家族、職場、学校、地域で話し合ってほしい。

 

◎防災のためにもコミュニティスクールの導入を

 

以上の防災行事へ参加して、私は堀内富士吉田市長に市内の小中学校にコミュニティスクールの導入を提案しました。

 

コミュニティスクールとは、法令に基づいて、地域住民が学校の運営に正式委員として関わることです。東日本大震災を契機として、導入が拡大し、熊本地震後には熊本県は全県立学校に導入しました。

防災はじめとした課題解決の基盤として、有用な取組みだからです。そして、それは、子供たちの命を守るだけでなく、学力の三要素、①知識・技能という基礎力を身に着け、②思考力・判断力・表現力という応用力に繋がり、③一生取り組む意欲姿勢となり、教育的効果も大きいからです。

 

 今後も、富士吉田市はじめ火山地域をもちろん、防災支援に力を入れていきます。

 

◎防災用車両展示

 

国から国土交通省の指揮車やドローン

気象台の雨量計

 

自衛隊の装甲車やトラック・救助器材・救助用食料

 

県からは起震車、県警からはウニモグ(高機動型多目的作業トラック)やプラグインハイブリッドのパトカー、

 

消防本部からは水難救助車や最新鋭はしご車、水陸両用車、

 

市からは保存食、トイレ車

 

 

女性団体が参加し、

 

防災士団体も出展していました。

 

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災害情報と支援

 

気象庁の防災情報です。

気象庁 | 全国の防災情報 (jma.go.jp)

 

全社協の災害ボランティアの募集情報です。

https://www.saigaivc.com/ 

 

日本赤十字社の義援金募集情報です。

http://www.jrc.or.jp/contribution/ 

 

災害が各地で頻発する中で、災害復興のために、観光支援を行っています。

https://travelersnavi.com/coupon/

 

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