賃上げは社会人の教育(リ・スキリング)から

(出所：厚生労働省)

https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/atarashii_sihonsyugi/kaigi/dai16/shiryou11.pdf　

「日々勉強！結果に責任！」を掲げ、「国づくり、地域づくりは、人づくりから」を信条とする
参議院議員　赤池誠章(あかいけまさあき・比例代表全国区)です。

本年は、癸卯年。「国難を乗り越え、“跳躍”の年に」したいと存じます。

　コロナ禍やロシアのウクライナ侵略による物価高を乗り越えて、デフレ経済から完全脱却し、わが国が経済成長し続けて、地方創生を実現していくためには、企業の投資促進とともに、企業の担い手を育成し、賃上げし続けていくことが重要です。

そこで、政府では、三位一体の労働市場改革を推進しようとしています。

①リ・スキリング(社会人の学び)による能力向上支援、

②個々の企業特性に応じた職務給の確立、

③成長分野への円滑な労働移動

以上、今年6月にその改革の指針が取りまとめられる予定です。

令和5年4月12日新しい資本主義実現会議 | 首相官邸ホームページ (kantei.go.jp)

現在政府で議論している中で、特に重要なのは、①リ・スキリング(社会人の教育)による能力向上支援です。論点は以下です。

・企業経由から個人経由へ。現状、企業経由が75％(（771 億円＝人材開発支援助成金、公共職業訓練（在職者訓練）、生産性向上人材育成支援センターの運営費交付金)で、個人経由が 25％（237億円＝教育訓練給付）となっており、5年以内をめどに過半が個人経由での給付が可能となるように変更。

・OJT(仕事しながら学ぶ)からOff-ＪＴ(仕事を離れて学ぶ)へ。企業を問わずスキル(知識技術)の証明が可能なように、Ｏｆｆ―ＪＴ(職場から離れての研修)での学び直しに重点。

・「職業情報」（日本版O-NET）の整備。自身の経験等を把握した上で処遇改善につながる転職が行えるような「職業情報」（日本版O-NET）の整備をさらに図る。

　ホームページ | job tag（職業情報提供サイト（日本版O-NET）） (mhlw.go.jp)

・雇用調整助成金は、休暇よりも教育訓練重視へ。在職者によるリ・スキリングを強化するため、休暇よりも教育訓練による雇用調整を選択しやすくするよう、支給率等を見直す。現在の雇用調整助成金は、教育訓練、出向、休暇のいずれかの形態で雇用調整を行うことによる費用を補助する制度（大企業は1/2、中小企業は2/3を補助。教育訓練による雇用調整の場合は1人1日あたり1,200 円を追加支給）。

・専門実践教育訓練の成長分野への補助率引上げ。専門職学位課程・国家資格などのリ・スキリングを行う際の受講費の補助率について、IT、データアナリティクス、プロジェクトマネジメント、技術研究、営業/マーケティング、経営・企画などについて、受講する場合の補助率（現在50％、受講後1年以内に転職・就職した場合は20％上乗せ）や補助上限（現在年間40万円、受講後1年以内に就職・転職した場合の上乗せは年間上限16万円））について、プログラム完了後在職を継続する場合を含め、拡充を検討。

・官民連携によるキャリアコンサルティングの体制整備。国家資格であるキャリアコンサルタントは、現在6.4 万人。

・2033年までに日本人学生の海外留学者数50万人という新たな目標の実現に向けた取組みの中で、社会人の海外大学院への留学を促進。その際、在職者にはオンライン留学の取組みも推進。

・キャリア教育の充実。小学校・中学校・高等学校の総合的学習の時間におけるキャリア教育を充実させるべく、実施方法・事例を周知。大学においても、キャリア教育の充実を図るためのカリキュラムの見直しを検討。企業による大学でのキャリア教育を充実させるため、大学への共同講座の設置を促進。

https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/atarashii_sihonsyugi/kaigi/dai16/shiryou1.pdf　

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◎コロナ禍

現在の感染状況をデータで一覧できます。

https://covid19.mhlw.go.jp/

都道府県の1週間ごとの医療提供体制と感染状況(6指標)です。

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/newpage_00035.html　

◎災害支援

気象庁の防災情報です。