【茨城】牛久市が取り組む学校と地域の連携　社会に開かれた教育課程

学校運営協議会の方々と

「日々勉強！結果に責任！」を掲げ、「国づくり、地域づくりは、人づくりから」を信条とする
参議院議員　赤池誠章(あかいけまさあき・比例代表全国区)です。

本年は、癸卯年。「国難を乗り越え、“跳躍”の年に」したいと存じます。

　3月13日(月)、茨城県牛久市(根本洋治市長)を視察しました。

本市長と滝本副市長たとともに根本市長と滝本副

　茨城県南部に位置し、東京都心から50キロ、常磐線で1時間程、圏央道が整備され、都心やつくば市のベッドタウンとして、人口が増加している8万人都市です。牛久沼や牛久大仏が有名です。

　牛久市とのご縁は、文化庁が推進する日本遺産「日本ワイン140年史～国産ブドウで醸造する和文化の結晶」(甲州市と牛久市)が採択され、市内にある明治時代の重要文化財「牛久シャトー」での記念行事に参加したことです。

　日本ワイン140年史｜日本遺産ポータルサイト (bunka.go.jp)

根本牛久市長からは、日本遺産だけでなく、教育の充実にも取り組んでおり、令和4年度学校と地域の連携活動で文部科学大臣賞も受賞しており、ぜひ学校を視察してほしいとの要請を受け、今回の視察が実現しました。

まずは、3月13日(月)、昼前に牛久市役所を訪問し、根本市長、滝本昌司副市長と懇談しました。

その後、市立ひたち野うしく小学校(渡辺幸夫校長)に移動し、給食を食べながら意見交換をしました。

そして、染谷郁夫牛久市教育長から、牛久市での学校と地域での連携の取組みについて、説明を受け、実際に学校運営協議会(コミュニティスクール)や地域学校協働活動に参画している地域の方々を交え、懇談しました。

懇談後は、小学校に隣接している市立ひたち野うしく中学校(栁橋勝幸校長)、市立第一幼稚園(中村恵子園長)も視察しました。

◎牛久市の教育改革は夜回りから始まった

　牛久市は、20年程前に中学校の生徒達の問題行動が多く発生して、学校が荒廃していたと言います。その時、中学校のPTA会長であった根本現市長と、学校の教頭であった染谷現教育長が、非行防止のために、夜回りを始めたと言います。それが契機となって、仕事を終えた保護者との意見交換に努め、学校と地域との連携活動が始まったと言います。染谷教頭がその後教育長となり、根本PTA会長が市長となって、教育改革が本格化します。

　地域と学校が繋がるだけでは限界があり、どのように当時者意識をもってもらうかが課題だったと言います。そこで、10年程前から地域の方々に当事者意識をもってもらうために、一緒に授業を見てもらい、子供達の様子を学校の教師とともに、語り合うことにしたと言います。毎月1回、学校の教師全員と地域の方々が参加して、授業を見る「子供から学ぶ会」を開催し、その後、教師と地域の方々がともに、気になる子供達を固有名詞で話し合うことを続けていると言います。

　それは、学校と地域が連携して「学びの共同体」となり、①心の教育で問題行動をなくし、②一人一人の学力向上となっていったと言います。

家庭環境や障害から学力不振で学べない子供達に、グループやペアを多用して、誰のことも見捨てず、独りぼっちをつくらず、「教えて」と言え、聴き合う関係をつくること。そしえｔ、優秀な子供を引き上げる課題を与え(ハンカチ理論)、答えを教師が教えないことで、一人一人が議論し思考することで、つらい「勉強」から楽しく夢中となる「学び」となる授業づくり、学校づくりを推進したと言います。

　その結果、子供達の問題行動がなくなり、学力は学年を経ることに、確実に向上したと言います。

　先日3月9日(木)に参議院文教科学委員会で文部科学省に質問した、学力の三要素、特に、論理的思考力の養成が、牛久市では先進的に取り組まれていることを知り、感銘を受けました。

　ぜひ全国各地で牛久市の取組み教育活動が広がるように、力を尽くしたいと思いました。

　視察に当たり、調整して頂いた牛久市教育委員会の吉田茂男教育部長、木本挙周課長補佐はじめ関係者の皆様方に感謝申し上げます。

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◎コロナ禍

現在の感染状況をデータで一覧できます。

https://covid19.mhlw.go.jp/

都道府県の1週間ごとの医療提供体制と感染状況(6指標)です。

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/newpage_00035.html　

◎災害支援

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