記念式典後の祝賀会で(アピオ甲府で)
「日々勉強！結果に責任！」を掲げ、「国づくり、地域づくりは、人づくりから」を信条とする参議院議員赤池誠章(まさあき・比例代表全国区)です。
11月27日(日)、山梨県において、柔道整復師会法人設立70周年記念行事に参加しました。
柔道整復師とは、わが国古来の骨と関節損傷の治療法である接骨を業として行う人のことです。
わが国には武術として、相手を倒す「殺法」と、負傷者を直す「活法」がありました。殺法は柔術として、活法は接骨術として受け継がれてきました。明治時代となり、柔術は嘉納治五郎先生によって体系化され柔道としてまとめられましたが、接骨術は医師でなければできなくなってしまいました。そのような中で、長年の運動の結果、大正9(1920)年に接骨術は柔道整復師として公認され、昭和11(1936)年から保険適用されるようになり、戦後も法制化されて今日まできています。
柔道整復師とは | 公益社団法人 日本柔道整復師会 (shadan-nissei.or.jp)
私は、祝辞として次のように発言しました。
「山梨県柔道整復師会、社団法人設立70周年、公益社団法人移行10周年、心よりお祝いを申し上げます。また、先ほど表彰なされた先生方、おめでとうございます。
先ほど大室会長がお話をなされたいたように、山梨県は昭和11年に団体として設立されて今日まできたとのこと。現在と違い、地域の医療や福祉が充実していなかった戦前に、先人達が地域の医療や健康増進に貢献し、引き継がれてきた結果、今日を迎えたことに、改めて敬意を表します。
先ほど、控室で先生方と意見交換をさせて頂きました。
一昨年来のコロナ禍とともに、柔道整復師の指定養成施設が増加し、柔道整復師が3万人台から5万人台に増加して競争が激化、さらに、社会保障費の合理化の流れ等があり、先生方を取り巻く環境は大変厳しいとの声を聞きました。
しかしながら、わが国の伝統的な手技による骨折や打撲、捻挫等の治療法は、西洋医療万能の世の中でも、なくてはならないものと感じています。それが、スポーツ界や高齢者福祉の世界で活かされています。
また、柔道整復師は、わが国だけでなく、モンゴルやベトナム等の外国でも評価され、広まりつつあると聞きました。
青年海外協力隊の中には、柔道の指導員を世界に派遣していますが、併せて柔道整復師も派遣すべきではないかとも思っています。
今後も、わが国の伝統的な治療法である柔道整復師のご活躍とご発展を祈念して、お祝いの言葉と致します。
本日は、おめでとうございます。」
今後も、わが国の伝統的な武道である柔道と、柔道整復師の発展に、微力ですが力を尽くします。
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