【世界の国旗】シュタインマイヤー独大統領訪日　一方シュルツ独自首相は訪中

ドイツ国旗の様子(自民党本部前で)

「日々勉強！結果に責任！」を掲げ、「国づくり、地域づくりは、人づくりから」を信条とする参議院議員赤池誠章(まさあき・比例代表全国区)です。

11月1日(火)から3日(木)まで、フランク＝ヴァルター・シュタインマイヤー・ドイツ連邦共和国大統領と同令夫人が我が国を公式訪問していました。

本年のG7議長国であるドイツは、わが国と基本的価値を共有する重要なパートナーです。岸田総理とシュタインマイナー大統領は、それぞれが外相であった時期から積み上げてきた相互の協力関係を踏まえ、引き続き、総理大臣と大統領という立場で日独関係の強化に向けて連携していくことを確認しました。

ドイツは、「インド太平洋ガイドライン」を作成して、本年9月末のユーロファイターを含むドイツ軍用機の日本への派遣等、アジア重視の姿勢を見せ始めています。

　　https://www.mofa.go.jp/mofaj/erp/c_see/de/page4_005691.html

◎日独「2+2」会合とG7外相会合

　さらに、11月3日から4日まで、林外相と浜田防衛相が訪独して、第二回日独外務・防衛閣僚会合（「2＋2」）、その後、G7外相会合が開催される予定です。

　インド太平洋地域への関与を深めるドイツとの間で安保・防衛協力について議論するとともに、ロシアによるウクライナ侵略への対応や東アジア情勢を含む地域情勢、核・ミサイル問題や拉致問題を含む北朝鮮への対応についても議論するとのことです。

また、今回のG7外相会合では、ウクライナやインド太平洋といった地域情勢や、国際社会の喫緊の諸課題について、G7のカウンターパートとの間で、率直な意見交換が行われる予定です。さらに、この機会を捉え、林外務大臣は、関係各国外相等との間で会談を行い、連携強化を図る予定です。

　https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press3_000971.html　

◎一方、シュルツ独首相は訪中

一方、ショルツ独首相はというと、11月4日に訪中し、3期目に入った習近平国家主席と、G7初の首脳会談をすることになっています。

ドイツでは、人権問題や南シナ海への海洋進出等を理由に政府部内でも中共への警戒感が高まる中、ショルツ首相は首相府が主導して中共との経済関係を優先させているといった批判が出ていています。

　ドイツにとって中共は最大の貿易相手国で、シュルツ政権は先月10月26日、中共の国有企業が北部ハンブルクの港に出資することを条件付きで認めたばかりです。

　ドイツは、世界第4位、欧州1位の経済大国、貿易大国であり、経済中心となるのが分からないわけではないのですが、やはりそうかと思わざるを得ません。戦前からドイツには惑わされていますので、まあ君子の交わりは淡い交わりということで良いのではと思います。

◎国名と国旗、国歌は

EU(欧州連合)とNATO(北大西洋条約機構)に加盟し、国土面積はわが国の94％、人口は約8,300万人、先進工業国で貿易大国、GDPは世界4位、欧州1位、一人当たりGDPは18位。

国名「ドイッチュラント」は、高地ドイツ語のdiutisk「民衆、同胞」と「国」を意味するlandからなっています。国旗は、19世紀初めナポレオン軍との戦いに参戦した学生義勇軍の軍服の色に由来し、黒はマント、赤は肩章、黄は金ボタンを表し、自由と統一の象徴とされています。また、黒・赤・黄（金）はそれぞれ勤勉・情熱・名誉を表しています。ワイマール共和国の国旗に採用され、西ドイツに受け継がれ、1990年の東西のドイツの統一時に、この国旗を使うようになりました。

国歌は、戦前から引き継いだハイドン弦楽四重奏「皇帝」を使用しており、但し歌詞は三番のみを使用。

・ドイツ連邦共和国国歌「ドイツの歌」（Deutschlandlied）日本語訳

https://www.youtube.com/watch?v=p2t_Ks0x0G8　

わが国とドイツの出会いは、安土桃山時代1582年に欧州に九州キリシタン大名の名代として、イエズス会の企画で派遣された天正遣欧少年使節でした。少年使節がドイツ訪問記録はないとのことですが、1586年にドイツ南部のアウグスブルグで「日本島からのニュース」と題する印刷物が発行され、少年使節の肖像画が克明に描かれています。一方、使節はドイツ生まれのグーテンベルク印刷機を持ち帰り、それにより初めて日本語書物の活版印刷が行われるようになったと言います。

https://www.library.metro.tokyo.lg.jp/search/research_guide/olympic_paralympic/area_studies/index/germany/　　

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