文化庁「日本の技フェア」　今年も秋葉原で開催　10月23日(日)も開催！多くの参加を！

漆かきの実演の様子(日本の技フェアで)

漆かきは、木との対話をしながら、春、夏、秋とかいていくとのことでした。奥が深い…

「日々勉強！結果に責任！」を掲げ、「国づくり、地域づくりは、人づくりから」を信条とする参議院議員赤池誠章(まさあき・比例代表全国区)です。

現代を象徴する秋葉原の一角で「伝統の技」を発信(ベルサール秋葉原で)

　 10月22日(土)、東京秋葉原の西側中央通りのベルサール秋葉原において、文化庁主催で「日本の技フェア」が開催されており、視察しました。23日(日)も開催されていますので、多くの方々に参加し、体験してほしいと思います。

　日本各地の伝統の技や文化財の保存技術一堂に東京千代田区｜NHK 首都圏のニュース

わが国が世界に誇る有形・無形の文化財を継承し維持発展させていくためには、修理技術や材料・道具を製作する技術が必要です。文化庁では、文化財保護法に基づき、選定保存技術を指定し、支援しています。

　「文化庁日本の技フェア～文化財を守り続けてきた匠の技～」の開催 | 文化庁 (bunka.go.jp)

選定保存技術は、35指定されており、その全てを一同に会して、一般の方々に知って体験して頂き、国民理解を深めていこうと毎年開催されています。

歌舞伎演劇を支える小道具、大道具、衣装も選定保存技術(日本の技フェア会場で)

コロナ禍ですが、秋葉原という場所もあり、老若男女、本当に多くの方々が参加していました。直接選定保存技術に携わる方々の話を聞ききながら、「日本の技」は先人達が繋いできた「伝統の技」であるとともに、現在の私達を魅了してやまない「本物の技」であることがよく分かりました。

1日で20名以上が仕事相談に来たとか…(日本の技フェア会場で)

会場には、今年から「日本の技」仕事相談所も設置されるようになり、1日だけで20名以上の若者や中高年が担い手になりたいと相談しに来ていました。

多くの方々に仕事に就いて頂くためにも、文化財の保存や修理で稼ぐことができる好循環をつくっていかねばと官民の力を結集していきたいと思います。

福島県昭和村でイラクサ科の多年草であるからむし(苧麻)を栽培しており、

それが、越後上布や小千谷縮に使われているとか・・・

皆川吉三昭和町からむし生産技術保存協会会長が被っている帽子もからむしから生産

上質のからむしは、透き通ったようで本当に綺麗でした。

竹筬(たけおさ)づくり　

真竹から竹ひごにして筬(おさ)をつくる

筬(おさ)とは機織りの重要な用具であり、柔軟性のある竹筬は必需品。

竹筬がないと機織りができないとのこと。

畳づくり

文化財建造物に使用されている畳は装飾がある紋縁など各種あるとのこと。

畳表の材料となるイグサ生産は熊本が主産地で減少しているとのこと。

畳床の稲藁の確保も大変になってきており、天然干しをしでいないと使えないとか。

本物の畳は、柔軟性があり、通気性がよく、400年も持つものがあると言う。

◎文化庁の支援策「文化財の匠プロジェクト」

文化庁「日本博」と連携して仮想空間でも「日本の技フェア」が楽しめます。

私が副会長を務める自民党文化立国調査会(山谷えり子会長)では、議論を行い、「文化防衛」等の決議を行って、政府に取り組みを促してきました。それを受けて、文化庁では、令和3年12月に、文化財の持続可能な保存・継承体制の構築を図るための5か年計画（令和4年度～令和8年度）を策定し、その一環として「文化財の匠プロジェクト」を決定しました。同プロジェクトの取組みは以下です。

（1）文化財の保存・継承のための用具・原材料の確保

（2）文化財保存技術に係る人材養成と修理等の拠点整備

（3）文化財を適正な修理周期で修理するための事業規模の確保

上記にそって、予算を確保し、選定保存技術を含む文化財保存技術の保存・継承に取り組んでいます。

・「文化財の匠プロジェクト」の決定について

https://www.bunka.go.jp/koho_hodo_oshirase/hodohappyo/93637901.html　

◎選定保存技術35とは