校長室で

 10月12日㈬、山口県周防大島町(藤本浄孝町長)にある国立の大島商船高等専門学校(古荘雅生校長)を視察しました。


 同校は、山口県の東南部瀬戸内海にあり、柳井市、岩国市に隣接しており、今年創設125周年を迎えます。高専制度自体も今年60年の節目を迎えています。



周防大島町役場前で

 わが国は海洋国家であり、その担い手育成のために、私は平成28(2016)年から、産官連携の海洋教育推進プロジェクトを立ち上げ、今日まで推進してきました。

 海事産業の担い手育成は、高校卒業後に東京海洋大学や神戸大学、海技大学校・短大等に進学するだけでなく、中学校卒業後に、商船高専や海技学校への道もあります。

 

操船シュミレーターの説明を受ける

風洞水槽実験装置の説明を受ける

 商船高専は、全国5校あり、各校40名計200名の担い手育成が毎年実施されています。


 大島商船高専は、一番西側にある商船高専であります。伝統の商船学科とともに、ものづくりの電子機械工学科、コンピュータ活用の情報工学科の3学科構成となっています。

 校長室で全体概要を聞き、その後商船学の情報の授業や大型水槽の実習実験装置、操船シュミレーター、電子機械工学科の練習船を活用した防災時の安否確認システム等開発、情報工学科の地元のキノコ類の自動収穫装置開発について、先生や学生達から話を聞きました。

 周防大島という大変素晴らしい環境に、中卒5年制の地域に根ざした教育が実施されていました。

 多くの子供達が商船高専で学び、そして、海洋国家の担い手となってほしいと期待しています。

 引き続き支援していきたいと思います。




学生自ら研究開発に挑戦

学校案内資料と来校記念の缶バッチを頂きました。