国指定の重要文化財 明治8年旧睦沢学校・藤村記念館 (JR甲府駅北口で)
「日々勉強!結果に責任!」を掲げ、「国づくり、地域づくりは、人づくりから」を信条とする参議院議員赤池誠章(まさあき・比例代表全国区)です。
今年は学制発布150年の節目の年です。
9月3日(土)、出身地山梨に入り、挨拶回りを行い、会合をこなしました。JR甲府駅北口には、国指定重要文化財である藤村記念館(旧睦沢学校校舎)があります。学制発布を受けて、明治8年に当時の藤村紫郎県令の肝煎りで小学校が県内各地で洋風の学校群が造られました。県令の名前から藤村式建築とも呼ばれ、旧睦沢学校は、現在藤村記念館という名称で、当時の様子を今に伝えています。
学制とは、学校教育制度のことです。今から150年前の明治5(1882)年に、時の明治新政府は、前年文部省を創設し、教師の養成を始め、この年小学・中学・大学の三段階として、学区ごとに学校をつくり、「邑に不学の戸なく、家に不学の人なき」(学制序文)を期すとして、全ての国民に教育を受けることができることを宣言したのです。そして、学校教育の目標を「人々各々その身を立て、その産を治め、その業をさかんにする」(学制序文)という立身・治産・昌(しょう)業と位置づけ、そして、人々すべてその身を修め、智(ち)を開き、才芸を長ずることが重要であるとしています。
学制発布してから、翌明治6年から全国で小学校が創設されはじめ、明治8年には全国に2万4500校の小学校が創設され、児童約195万人が通い始め、就学率が35%(男50%女19%)でした。
明治8年に就学率が児童の3分の1を超えていたのは、画期的なことではなないかと思います。それは、江戸時代の藩校や私塾、寺子屋の伝統があったからだと言われています。その近世の教育資産が、現在も栃木足利学校、岡山閑谷学校(しずたにがっこう)、大分咸宜園、水戸弘道館として残されています。
近世日本の教育遺産群 | 日本遺産ポータルサイト (bunka.go.jp)
学制発布後、就学率は徐々に上がっていきました。特に、日清戦争後の経済発展にともない、義務教育国庫負担制度ができ、授業料原則無償となり就学義務制度が確立され、急速に就学率が上がり、明治後年には国民皆教育を実現することになりました。
明治10年40%(男56%女23%)
明治20年45%(男60%女28%)
明治30年67%(男81%女51%)
明治35年92%(男96%女87%)
明治40年97%(男99%女96%)
大正5年99%(男99%女98%)
四 小学校の普及と就学状況:文部科学省 (mext.go.jp)
三 義務教育年限の延長:文部科学省 (mext.go.jp)
先人の課題山積の中で教育を普及させてきたご労苦に敬意を表しつつ、その教育を受け継ぎ、そして発展させていくべく、現在の課題を乗り越える力を頂くことができるのではと思っています。
◎学制発布によって創建された小学校群
学制発布によって創建された当時の学校が今でも残っています。
私の出身地山梨県には4つの建物が残っています。
甲府市:旧睦沢学校校舎(国重要文化財) 明治8年 藤村記念館
山梨市:旧室伏学校校舎(市指定文化財) 明治8年 牧丘郷土文化館
富士川町:旧舂米(つきよね)学校校舎(県指定文化財) 明治9年 町民俗資料館
民俗資料館(太鼓堂) (town.fujikawa.yamanashi.jp)
都留市:旧尾県学校校舎(県指定文化財) 明治11年 尾県郷土資料館
尾県郷土資料館/都留市 (city.tsuru.yamanashi.jp)
長野県には、次のような学校が残っています。
松本市:旧開智学校校舎(国宝) 明治9年
佐久市:旧中込学校校舎(国重要文化財) 明治8年
旧中込学校 | 佐久市ホームページ (city.saku.nagano.jp)
静岡県には、次のような学校が残っています。
松崎町:旧岩科学校校舎(国重要文化財) 明治13年
重要文化財「岩科学校」 (izu-matsuzaki.com)
学制発布150年の今年、各地の当時の学校群を訪問してみてはいかがですか。
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◎令和3年10月-令和4年8月 内閣府副大臣の仕事とは
内閣府副大臣として活動一覧
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◎災害支援
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