日本遺産　関係自治体から要望を受け来年度概算要求等を議論

会議の様子(自民党本部で)

「日々勉強！結果に責任！」を掲げ、「国づくり、地域づくりは、人づくりから」を信条とする参議院議員赤池誠章(まさあき・比例代表全国区)です。

9月1日(木)、自民党本部において、党文化立国調査会(山谷えり子会長)と日本遺産推進議員連盟(下村博文会長)の合同会議が開催されました。

日本遺産とは、地域の文化財を組合せて、地域の魅力を物語(ストーリー)として、文化庁が認定しているもので、全国で104件があります。ユネスコ世界文化遺産は、文化財を点で認定し保護に重点が置かれていますが、日本遺産は文化財を点から線、面に展開して、保護と活用の好循環を目指すものです。

日本遺産104件とは　日本遺産ポータルサイト (bunka.go.jp)

日本遺産には、地方創生の牽引役が期待されています。

合同会議の議題は以下でした。

◎日本遺産平成28年度認定地域総括評価の結果

　まず、文化庁から7月29日に、日本遺産に2年目(平成28年度)に認定された19件について、専門家による総括評価の審査結果について、報告を聴取しました。その結果、3件(出羽三山、小松の石文化、出雲たたら鉄)が重点支援地域、13件が継続認定地域、3件が再審査となりました。

　令和4年度における「日本遺産」の総括評価・継続審査の結果 | 文化庁 (bunka.go.jp)

日本遺産は、平成27年度から順次認定して、6年目令和2年度で104件が認定されました。そして、認定するだけではなく、昨年の令和3年度から専門家による認定取り消しもありうる総括評価を導入しました。初年度認定18件が評価され、4件(高岡文化、鯖街道、飛鳥、壱岐対馬五島)が重点支援地域、10件が継続認定地域、4件が再審査となり、最終的に再審査4件は条件付き認定継続地域となりました。

令和3年度における「日本遺産」の総括評価・継続審査の結果 | 文化庁 (bunka.go.jp)

専門家による総括評価について、ある認定地域の首長はサッカーJリーグに例えて、「J1、J2、J3、JFL」の入れ替え戦のようで、認定地域にとって緊張感がある」と述べていました。

出席した議員からは、専門家の審査基準とは何か、これから日本遺産に挑戦するにはとの質問がありました。

それに対して、文化庁からは、審査基準は日本遺産の物語(ストーリー)をどう磨き上げ、それを、菅だけではなく、民間活力によって自立・自走への取組み状況を街頭地域と意見交換しながら進めているとのことでした。

また、今後日本遺産になるべく、毎年候補地域を募集しており、昨年度は3件認定しており、今年度は残念ながら候補地域認定なしとなったとのことでした。

◎日本遺産連盟(北九州市長北橋健治会長)からの要望

　日本遺産認定の104件の自治体で構成する日本遺産連盟から、会長の北橋健治北九州市長から、日本遺産支援強化の要望を頂きました　。

　それを受けて、文化庁と観光庁から来年度令和5年度日本遺産関連予算概算要求について以下のような説明を聴取しました。