8月26日㈮、文部科学省は、国家公務員倫理法及び国家公務員倫理規程に違反したとして、幹部職員6名の減俸の懲戒処分と昇進停止、配置転換を発表しました。
https://www.mext.go.jp/b_menu/daijin/detail/mext_00295.html

私立幼稚園連合会の前会長と前事務局長が業務上横領罪で逮捕され、その捜査の過程で警視庁から接待の情報提供があり、文科省内において関係者の調査を行った結果です。

私は、文科省は何回同じようなことを繰り返すのかと呆れ、国にとって根幹である人づくりを担う中央省庁として、自覚と覚悟のなさに、怒りが込み上げてきました。文科省幹部は恥をしれ、改めて猛省を促したいと思います。
 
来月9月5日には、学制発布150年という節目の記念行事を控えているにもかかわらず、この不祥事です。
 
5年前の平成29年の退職者の再就職に関連して、国家公務員法や国家公務員倫理規程の違反者を次官以下大量に出しました。

その余波が納まらない中で、翌年平成30年には、収賄容疑長級2名が逮捕され、起訴されました

その度に、文科省では、意識改革、組織改革が行われてきたはずなのに、この結果です。
6名の内、4名は平成29年度より前の出来事とはいえ、その間の調査をすり抜けたわけで、幹部としていかがなものかと思います。

近々でも、佐渡島の金山のユネスコへの申請で不手際があり、直接ではないとはいえ、東京オリパラ大会でも汚職で逮捕者を出しています。

なぜ文科省幹部は、人は違えど同じような法律違反者を出し続けるのか?

私は、「文科一家」と称されるように、幹部と利害関係人だけの身内で政策を進めるという、国民不在の内向きの意識と組織風土があり、三流四流官庁と揶揄されるように、国家を担い、長い歴史を踏まえて、未来を切り開いていこうという国家観、歴史観のなさがあるのではないかと感じています。

それは、戦後わが国の悪いところとして、文科省に典型的に出ているのではと思います

今後の文科省改革の行方を注視していきます