保守団結の会　安倍元総理逝去を受けて原点の確認と今後の活動について

司会進行を務める(自民党本部で)

　8月3日(水)、第209回国会(臨時会)の開会日となりました。先月の参院選の結果を受けて、新議員が当院し、参議院議長と副議長が交代となりました。

　そのような中で、私が高鳥修一衆議院議員と共同代表世話人を務める「保守団結の会」の会合を開催しました。演題は「原点の確認と今後の活動について」です。

　先月7月の参院選においては、国民の支持を頂き、自民党が単独過半数を得て、勝利することができました。ただ、その過程において、安倍晋三元総理(保守団結の会顧問)が凶弾に倒れるという、あるまじき事態が起こってしまいました。国内外において、益々混沌とする情勢の中、保守団結の会として、発足時の原点を確認し、今後の活動を考えていく会合を開催しました。

そこで、2年前の当会設立総会において、憲法改正等のご講演を頂きました櫻井よしこ先生をお招きし、お話を聞き、意見交換を行いました。

高市早苗顧問からは、「安倍元総理は大きな成果をあげたがそれでもやり残したことがあり、志をともにした私たちが、それを実現し、発展させる必要があります。安倍元総理は大きな成果をあげたがそれでもやり残したことがあり、志をともにした私たちが、それを実現し、発展させる必要があります」と発言しました。

安倍元総理の遺影を前に講演する櫻井よしこ先生

櫻井よしこ先生の講演概要は以下です。文責は筆者赤池にあります。

・安倍元総理の一番思いは「戦後レジュームからの脱却」。

・それは、安全保障だけの問題だけでなく、憲法改正や経済、教育、家庭等他方面に渡る。

・先の大戦の敗戦を契機として、占領政策、わが国の弱体化政策への克服である。

・自分の国は自分で守ることをはじめとした当然のこと。そして、海洋国家として日米同盟をはじめとした友好国との連携強化であった。

・私櫻井と安倍元総理は、考えている基本的な方向性は一緒だが、個別政策では違いがあった。その違いは、言論人として理想を語ることと、政治家として現実を少しでも前へ動かし結果を出すということとの違いであった。

・台湾有事は日本有事と言う発言は、現状認識であり、強い危機感の表れであり、それに対処すべく、防衛費のＧＤＰ2％の拡大、憲法改正等の政策提言があった。

・それは、中長期的な話ではなく、ここ数年に起こる短期的な危機感に基づく発言であった。その認識の差が、全ての言動の原動力、源泉であった。

・安倍元総理の考えたことは、安倍元総理だけでできず、それを実現する多くの力が必要である。

・安倍元総理亡き後、安倍元総理の非常時だという認識を引き受け、具体的な政策を前に進めていかなければいけない等々。

出席した国会議員から、多くの意見が表明されました。安倍元総理の存在の大きさとそれを微力ですが、引き受けて、憲法改正はじめ戦後体制の克服のための政策を前へ進めていこうという至誠と熱情あふれる発言の数々でした。

今後も、原点を確認しつつ、わが国は非常時に置かれているという認識の下、政策を推進していきたいと思います。

当日の様子は、以下の機関が報道しました。

自民保守系議員グループ安倍元首相重視の政策実現に取り組む | NHK

「志をともにした私たちが政策を実現」　安倍元首相の遺志引き継ぐ決意示す（フジテレビ系（FNN））

自民有志、改憲や積極財政で「安倍路線」継承を確認: 日本経済新聞 (nikkei.com)

安倍氏失い、自民保守系と岸田首相を襲う試練 - 産経ニュース (sankei.com)

自民保守系が結束確認　安倍氏死去、「改憲を」：時事ドットコム (jiji.com)

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◎原油高・物価高対策

ロシアのウクライナ侵略もあり、企業物価は5月9％増、消費者物価は4月2.5％増となっています。国際的には物価上昇は低いとはいえ、経済活動や国民に暮らしに影響を与えています。

　そこで、政府では以下の政策を順次実施しています。

⑴生活の下支え

⑵物価高対策

⑶賃上げ対策

⑷地方による支援策

⑸マイナポイント

　物価・賃金・生活総合対策本部｜内閣官房ホームページ (cas.go.jp)

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◎コロナ禍対策

　一昨年来のコロナ禍について、ワクチン接種の2回接種が81.0％、3回目接種が8,002万回63.2％、4回目接種が1,368万回となっています(8/4)。世代差があり、10代が34.3％、20代が48.0％、30代が51.7％(8/1)、地域差もあり、沖縄が46.9％、大阪56.5％に止まっています(8/2)。

わが国の新規感染者数は1週間平均で1日約21万人(前週平均1日約18.4万人)と急増しています。入院患者数も183万人(＋9.4万人)となっています。重症患者数も、516人(＋38人)、死亡157人となっています(8/3)。病床使用率が全国平均で48.0％(前週比＋10.8％)で、過半数を超えた地域が北から青森、埼玉、千葉、神奈川、静岡、兵庫、大阪、和歌山、広島、福岡、熊本、鹿児島、沖縄です。重症病床使用率は、全国平均24.2％(＋5.3％)で、東京50.6％(+2.8％)と過半数となり、京都、大阪、奈良、沖縄が3割超となっています(7/29)。

都道府県の医療提供体制等の状況について｜厚生労働省

政府与党では、この2年間積極的な財政出動を行ってコロナ禍対策を進めてきました。一昨年令和2年度予算で3回、昨年令和3年度予算で1回の補正を行い、当初予算以外に計109兆円を執行しました。

令和4年度予算107兆円超を執行させ、コロナ禍対策として予備費5兆円を計上しています。

引続き感染症対策の徹底を図りつつ、社会経済活動の活発化に向けて、力を尽くしたいと思います。

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◎内閣府副大臣の仕事とは

国づくり、地域づくりは、人づくりから」を信条に、「日々勉強！結果に責任！」をモットーとする内閣府副大臣、参議院議員赤池まさあき(比例代表全国区)です。

内閣府の全体の業務と分担一覧

20211112_tanmu.pdf (cao.go.jp)

内閣府副大臣として活動一覧

写真で見る動き - 内閣府 (cao.go.jp)

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