静岡出張　担い手確保と海洋少年団

6/17　海洋少年団清水団で　

国づくり、地域づくりは、人づくりから」を信条に、「日々勉強！結果に責任！」をモットーとする内閣府副大臣、参議院議員赤池まさあき(比例代表全国区)です。

　6月17日(金)午前から午後にかけて、静岡出張でした。

朝一に清水港にある海事団体を訪問して、海洋教育の推進について国政報告を行いました。

そこで、海事産業では慢性的な人手不足であり、地元にある国立清水海上技術短期大学校の入学定員の競争率が高く、定員増の要望を頂きました。

◎船員になるためには

船員になるためには、国家資格(海技士や機関士)が必要であり、その取得のため、全国各地に養成機関があります。義務教育を終えて船員になるためには、国土交通省所管の3年制の海上技術学校や高校の海洋・水産系に、また5年制の商船高等専門学校に入る道があります。

また、高校卒業後に船員になるためには、国交省所管の海上技術短期大学校や海上技術大学校、商船や水産系大学があります。一般大学を卒業して、船会社に入ってから資格を取ることもできます。

　日本人船員不足が叫ばれる中、改めて船員養成について、議論をしていきたいと思います。

◎海洋少年団

　清水港の海事団体訪問後は、海洋少年団清水団の役員と意見交換をしました。

　海洋少年団とは、幼稚園児から高校生までを対象に、海に親しみ、団体活動を通じて、指導者を育成することを目的に、「しつけは訓練の基本」として、”海のような広い心で団結し、すべての人を友とします”　”体をきたえ心をやしない、りっぱな海の子になります”との2つを「ちかい」とし、それを実践するための10の「やくそく」を掲げて、手旗信号やロープワーク、カッターやカヌー訓練等を毎月2回程度実施しています。戦前からの歴史を持ち、全国に55団が活動しています。

　海洋少年団とは｜公益社団法人日本海洋少年団連盟（公式ホームページ） (jsf-japan.or.jp)

　実は、昨年8月の中部横断自動車道の南部区間(山梨～清水間)が全線開通した記念式典に、山梨と静岡の交流促進の象徴として、清水海洋少年団の手旗信号を披露してもらおうと企画していました。残念ながら、コロナ禍感染拡大によって清水団による手旗信号披露は中止となってしまいました。

　直前まで調整をして頂いた清水団の役員への感謝と、清水団の手旗信号の披露はできずとも、今後海が近くにない内陸県山梨との子供達を清水団の活動に参加してもらい、交流を進めようと提案しました。今後、具体化に向けて、調整していきたいと思います。

　中部横断自動車道の開通を契機に、経済活動が活発化することはもちろん、今まで以上に山梨と静岡の子供達はじめ多くの方々の交流が進めばと思っています。