山梨県丹波山村　関東一小さな山村　秩父多摩国立公園の恵み＝水と舞茸　新たな交流拠点を整備

6/16　「雲取のしずく」水を手に　山梨県丹波山村役場で　

国づくり、地域づくりは、人づくりから」を信条に、「日々勉強！結果に責任！」をモットーとする内閣府副大臣、参議院議員赤池まさあき(比例代表全国区)です。

　6月16日(木)午後からは、内閣府副大臣として、山梨県小菅村に続いて、北隣りの丹波山村(岡部岳志村長)を視察しました。

　丹波山村ホームページ (vill.tabayama.yamanashi.jp)

　丹波山村は、山梨県の東北の端、東京都との境にあり、多摩川の源流、新宿から甲府に向かう青梅街道(甲州裏街道)が通り、戦国時代武田氏が黒川金山を開発して金山奉行が置かれ、黒川千軒、丹波千軒と呼ばれる賑いがあった地域でした。全村の97％が山林で、現在は人口530人余りの関東一小さな山村です。それを逆手にとって、「小さな村ｇ７サミット」を開催しています。全国の7地域ごとで人口が少ない山村同士が集まり、小さな山村の魅力を全国へ発信し、それぞれの特産品を東京で発売する試みが始まっています。

NPO法人小さな村総合研究所 - NPO法人小さな村総合研究所ページ！ (jimdofree.com)

◎大自然の恵み　水と舞茸

丹波山村役場での意見交換　机には「雲取のしずく」水が

丹波山村を視察した感想は以下3点です。

第一は、「雲取のしずく」という地下水100％の水がまろやかでとにかく美味しいのです。

そのまま飲んでも美味しいのですが、水割りやチェイサー(酒の後の飲物)にすると、さらに酒もまろやかにして美味しくいただけます。

秩父多摩国立公園にある東京都と埼玉県と山梨県の3都県の境にある雲取山(2,017m)の降った雨が地下に貯めこまれた大変希少な水です。それを村では、ペットボトルに詰め、防災用にしたり、ふるさと納税の返礼品として活用したりしています。

雲取のしずく（ナチュラルミネラルウォーター）（軟水）500ml×24本 - 山梨県丹波山村 | ふるさと納税 [ふるさとチョイス] (furusato-tax.jp)

農事組合法人丹波山倶楽部　原木舞茸生産拠点前で

　第二は、丹波山の原木で栽培した舞茸が巨大で旨味が濃くて香りがたち、これまた美味しいのです。

通常の舞茸より高価ですが、すぐ売り切れるとのことで、その舞茸をいつでも賞味できるようにと出汁や香油としても販売しています。

　通常の舞茸栽培で使うナラの原木は、舞茸が育つ芯の部分が小さいのですが、丹波山の原木栽培で使うミズナラの芯は大きく、そして、丹波山の土と落葉、気候によって、巨大化し、そして旨味が濃く香りが立つようになります。まさに丹波山の風土の賜物です。国の地方創生資金を活用して、生産拠点の設備を更新し、施設を拡充して、生産量を増やし、そして、不良品も激減したとのことでした。

　公式オンラインストア丹波山倶楽部｜山梨県丹波山村 | 丹波山倶楽部の舞茸やジビエなどやオススメ商品のオンラインストア (tabayama-club.com)

　それ以外にも、丹波山の野生の鹿を狩猟してジビエ(仏語で狩猟によって捕獲した野生鳥獣の肉)として、提供していたりします。

　関東一小さな丹波山村を舞台にして、地域おこし協力隊や山村留学等を契機に移住して、村の支援を受けつつ起業する方々が増えているとのことでした。

◎新たな交流拠点を整備