コロナ禍の中で多重債務問題と来年4月から成年年齢引下げによる消費者問題を回避へ

内閣府副大臣として挨拶(金融庁で)

「国づくり、地域づくりは、人づくりから」を信条に、「日々勉強！結果に責任！」をモットーとする内閣府副大臣、参議院議員赤池まさあき(比例代表全国区)です。

　12月23日(木)、消費者庁を担当する内閣府副大臣として、多重債務問題及び消費者向け金融等に関する懇談会（第18回会合）に出席して、挨拶しました。有識者の方々は、遠隔方式(オンライン)での参加でした。

　挨拶でも述べましたが、200万人を超えていた多重債務問題は、貸金業法を改正して、年収の3分の1以下しか貸し出すことができず、金利も抑える等の貸し手対策と、相談窓口と安全な金融支援等の改善プログラムという借り手対策の双方によって、10万人を切るところまできました。しかしながら、昨年来のコロナ禍の中で、生活困窮者への各種支援策を拡充してきましたが、多重債務に陥る危険性が指摘されており、さらに、来年4月から成年年齢が20歳から18歳に引下げられることにより、18歳や19歳に問題が拡大することが指摘されています。

　そこで、専門家の意見を聞きながら、消費者庁や金融庁はじめ関係省庁が連携して対応を強化していこうとしています。

　多重債務問題及び消費者向け金融等に関する懇談会 (kantei.go.jp)

　私の挨拶は以下です。

◎担当の内閣府副大臣としての挨拶

「消費者庁担当の内閣府副大臣の赤池誠章と申します。山本座長はじめ、構成員の皆様におかれましては、お忙しいところご出席いただき、誠にありがとうございます。

多重債務問題及び消費者向け金融等に関する懇談会の第18回会合の開催に当たり、一言ご挨拶申し上げます。

多重債務問題につきましては、その深刻化した状況を踏まえ、平成18年に「多重債務者対策本部」が設置され、貸し手対策としての改正貸金業法(平成18年12月改正、平成22年６月完全施行)と、借り手対策としての「多重債務問題改善プログラム」(平成19年４月、多重債務者対策本部決定)に従いつつ、本懇談会(平成24年9月設置)において構成員の皆様からご指導いただきながら、関係省庁が連携して対応してまいりました。

その結果、200万人超と言われた多重債務者は減少し、近年では10万人を切っており、多重債務に陥る方の数が増加する状況にはありません。これは、構成員の皆様はじめ関係の皆様のご尽力の成果であると感謝する次第です。

目下の状況としては、コロナ禍が長期化する中で、国民への経済的な影響を最小限とするよう、政府として各種支援策(緊急小口資金（主に休業された方向け）、総合支援資金（主に失業された方向け）、住居確保給付金等)を講じてきたところですが、それでもなお生活に困窮した方が多重債務に陥るリスクが存在するものと考えられます。引き続き、関係省庁や関係者の皆様と連携し、状況を慎重に見極めてしっかり取り組む必要があります。

そこで、本日は、関係省庁から、コロナ禍での多重債務問題の現況やヤミ金融への対応状況について、更に成年年齢引下げを踏まえた各種対応状況等についてご報告致します。

来年４月、成年年齢が引下げられます。18歳、19歳が未成年者取消権を行使できなくなることも踏まえ、多重債務に陥るきっかけとなる恐れもある若年者の「もうけ話」等に関する消費者被害の防止を徹底する必要があり、引き続き、消費者教育の充実や情報発信の強化等により、若年者の消費者被害の防止に取り組んでまいります。

最後になりますが、多重債務問題を巡る状況に対応した取組を今後も進めていくことができるよう、構成員の皆様からの引き続きのご協力と忌憚のないご意見を賜りますようお願い申し上げ、私からのご挨拶と致します。どうぞよろしくお願い申し上げます。」

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◎内閣府副大臣の仕事

内閣府の全体の業務と分担一覧

20211112_tanmu.pdf (cao.go.jp)

内閣府副大臣として活動一覧

写真で見る動き - 内閣府 (cao.go.jp)

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◎新型コロナウイルス感染症対策

昨年来のコロナ禍について、ワクチン接種の2回接種が77.7％(12/22)で、全人口の8割近くまで迫ってきています。12月に入り、医療関係者から3回目接種も始まりました(34万回0.3％)。12月20日からデジタル庁でワクチン接種証明書の発行が始まりました。

新規感染者数は221人(前日比＋3人)、入院患者数1,483人(＋97人)と増加傾向を示しており、重症患者数は28人(＋2人)と底を打つ状態となってはいます(12/22)。

WHO(世界保健機関)は、世界では感染が拡大しており、新たに感染力が強い変異株「オミクロン株」が発生し、世界各地で発見され警告しています。同変異株はわが国でも、発見され、市中感染の懸念が出ています。政府では水際対策強化を打ち出し、新規入国者を11月30日(火)から年明けまで停止しています。新変異株の詳細は研究中ですが、引き続き社会経済活動とマスク着用等の基本的な感染症対策の両立をお願いしたいと思います。

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◎災害支援

災害ボランティアを募集中です。

・詳細は　https://www.saigaivc.com/　

日本赤十字社では義援金を募集しています。

・詳細は　http://www.jrc.or.jp/contribution/　

災害が各地で頻発する中で、災害復興のために、観光支援を行っています。

https://travelersnavi.com/coupon/

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◎自民党党員募集

　自民党では党員を募集しております。党員は、自民党総裁選挙(次回は令和6年2024年)での投票権を持つことができます。ぜひ事務所までご連絡下さい。

◎赤池まさあき後援会入会案内