パナマ運河の水位低下で通航制限と通行料値上げ　我が国はじめ世界の物流網に悪影響

パナマ大使は母国へ帰国途中のためネットによる交渉の様子(パナマ大使館で)

「日々勉強！結果に責任！」「国づくり、地域づくりは、人づくりから」を信条とする参議院議員赤池まさあき(自民党・比例代表全国区)です。我が国の伝統精神である「智勇仁」の三徳に基づき、「文武経」の政策を国家国民のために全身全霊で実現します。

●自民党海運・造船対策特別委員会、海事立国推進議員連盟合同会議

2月7日(金)、朝8時から1時間、自民党本部において、海運・造船対策特別委員会(村上誠一郎委員長)、海事立国推進議員連盟(衛藤征士郎会長)の合同会議が開催されました。議題は、パナマ運河の新たな追加料金の導入問題についてです。国土交通省海事局および外務省から説明を聴取し、日本船主協会より意見を聴取しました。

我が国は、原油の9割を中東に依存し、我が国商船隊はマラッカ海峡には1日10隻以上、バブエルマンデル海峡には1日5隻以上が航行しており、中東情勢の緊迫化にともない、船舶の安全航行のために、自衛隊を派遣しています。

その一方、パナマ運河は、アジア太平洋と大西洋を繋ぐ重要な結節点であり、米国東海岸への重要な物流の航路となっています。同運河の1割は我が国商船隊が使用しています。そのパナマ運河が今大変なことになっています。

●2月15日からパナマ運河の通航制限と通行料の値上げ

先月の1月13日、パナマ運河庁が、突然次のようなことを発表しました。それは、1日当たりに通航できる大型船舶を現状よりも制限する(32隻→27隻)とともに、追加料金の徴収を、2月15日から始めると言うのです。その理由は、歴史的な降雨量の減少で通過する人造湖の水位が大幅に低下しているために、通航制限によってさらなる水位低下を防ぎ、大型船舶の通航を維持し、その分値上げして収入を確保しようと言うのです。

同庁によると、2018年の降雨量は平均よりも20%少なく、過去70年間で5番目に乾燥した年だったということです。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO54345660U0A110C2000000/

国土交通省では、青木副大臣がパナマ本国を訪問して、事前交渉もないままの突然の発表について、遺憾の意を表明しています。パナマ政府としても、対応するとのことでしたが、その後連絡がないままだとのことです。

●パナマ大使との交渉

私共自民党では、早速決議文をまとめ、同日午後3時からパナマ大使館を訪問して、要請活動を行いました。

http://www.embassyofpanamainjapan.org/jp/

パナマ大使は本国への帰国中でしたが、ネット回線によってコンピュータ上で交渉をすることができました。私共の要望を受入れ、本国に伝えるとともに、日本帰国後直ちに本国からの返事を伝えてくれるとのことでした。

外交交渉もネットの時代になったと実感した日でもありました。

中東だけではなく、中米パナマ運河についても、我が国にとっては重要な物流の拠点であり、降雨量が減り水不足に対しても、ODAへの支援や気候変動の対応等、しっかり取り組むとともに、急なパナマ運河の通航制限や通行量の値上げについて、我が国はじめ世界的な物流に影響を与えないよう、引続きパナマ政府としっかり交渉していきたいと思います。

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●山梨で憲法改正ミニ集会

　山梨において、憲法改正に向けて、以下の通りミニ集会を開催することになりました。

ご参加をお待ちしております。

・日時：令和2年2月9日(日) 16時より17時まで（15時30分開場）

・会場：稲積神社参集殿（甲府市太田町10-2）　＊駐車場あり

・講師：赤池まさあき（参議院議員、自民党広報本部長代理）

・参加：入場無料　会場設営の都合上、事前に事務所にご一報ください。

　　　　　赤池まさあき山梨事務所　電話055-237-5523　FAX055-237-5281

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●赤池ブログから

2.12日本遺産推進フォーラム、2.13日本遺産の日制定記念シンポ開催