資源エネルギー政策は？①省エネ、②エネルギーミックス、③海底資源開発

「国づくり、地域づくりは、人づくりから」を信条とする参議院議員赤池まさあき(全国比例区)です。

4月19日(水)は、春とは思えない蒸し暑い日となり、終日会議が続き、慌ただしい一日でした。午前中は参議院本会議、午後は参議院資源エネルギー調査会が開催されました。さらに、合間には自民党の会議、議員会館に戻れば、省庁からの説明聴取、夜は会食でした。衆議院では、テロ等準備罪の審議が始まっています。

午前中の参議院本会議では、福島復興再生特別措置法改正案について、趣旨説明が行われ、質疑が行われました。本改正法案で、避難地域を福島復興再生拠点区域として指定して、復興を加速させようというものです。

http://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kousei/gian/193/meisai/m19303193019.htm

●資源エネルギー政策は？

午後の参議院資源エネルギーに関する調査会では、4名の有識者から以下のような話を聞きました。

・産業総合研究所　歌川学氏

　我が国のエネルギーの3分の2が無駄。省エネの可能性は大きい。省エネ先進国の我が国も近年は停滞。対策強化を。

　・株式会社住環境計画研究所　中上英雄会長

　我が国の省エネは世界一。地方別の二酸化炭素排出量でみると、まだまだ改善の余地がある。最も多いのは北陸地方、最も少ないのは関東甲信地方。その違いは、主に暖房。照明や家電、暖房等、省エネには、まだまだ取り組むことができる。

・一般財団法人日本エネルギー経済研究所　豊田正和理事長

　電源別コストを、1時間当たりのキロワット(kwh)で比較すると、①原子力が10・3円～、②一般水力11・0円、③太陽光(住宅)12・5円、④太陽光(メガ)12・7円、⑤石炭火力12・9円、⑥バイオマス(混焼)13・2円、⑦LNG火力13・4円、⑧風力(陸上)13・6円～等。廃炉や最終処分場の費用を含めており、さらに追加措置を入れても、原子力のコストは優位。

　・東京大学大学院工学系研究科　加藤泰浩エネルギー資源フロンティアセンター教授