32()から始まった参議院予算委員会。3()2日目を迎えました。2日間は、終日NHKテレビ放映が入りましたので、ご覧になった方も多かったと思います。皆さん、どのような感想を持たれたでしょうか。

 

私の2日間、14時間の審議の感想は次のようなものです。

 

●安倍総理の素晴らしさ

 

・何といっても、安倍総理の素晴らしさが際立っていました。総理就任3年目、通算4年の経験が活きていて、国政全般に精通しており、一国の宰相として堂々としていました。総理の任期中に憲法改正を行うかとの野党の質問に対して、自民党の党是として当然だとの堂々たる答弁には拍手喝采でした。新人閣僚の不慣れな答弁までカバーしており、大変だと思いました。逆を言うと、新人閣僚には、総理を支えるべく、さらなる奮闘を望みたいところでもあります。

 

●与党の苦労

 

・我が参議院自民党は、ベテラン議員3名が立ち、政権与党として、安定感を出せていると思います。放送を見ていた方は、質問というよりも一方的に演説をする時間が多かったと感じた方がいたと思います。これには理由があります。

参議院予算委員会の2日間は、「片道方式」の審議方式を採用しています。「片道方式」というのは、質問時間が10分間だとすると質問者の話をしている時間が10分間ということで、閣僚の答弁は時間には計算されません。閣僚の答弁まで入れた往復時間にすると時間が約3倍になります。10分とすると30分程度になるということです。政府の答弁が無用に長くなっても、時間切れがないという効用があり、自民党が野党時代にはこの片道方式を活かして、十二分に民主党政権を追求することができました。ところが、攻守所を代えた野党民主党は、審議を意味もなくたびたび止めて、全体の審議時間が伸びに伸びてしまいました。当然NHKテレビの生放送の放映枠に入らなくなってしまいます。そうなると不利になるのは、少数政党です。生放送でなくなると深夜での放送となって、国民へアピールすることができなくなるからです。政権与党の自民党は、少数政党に配慮して、自民党議員の質問時間の際に、時間を短く調整すべく、質問を少なくして、演説時間を伸ばして、全体時間を調整するように、国会対策委員会から指示が出ていたのです。これによって、何とかNHKテレビの生放送時間に収まりました。政権与党は目に見えないところで苦労しています。

 

・与党公明党は、選挙を意識して、個別地域の課題を質問して、成果をアピールしています。「あまりに露骨だ」と感想を漏らす議員がいる程でした。

 

●野党の体たらく

 

・野党第一党民主党の質問を聞いていると、「木を見て森を見ず」総合的な見方が相変わらずできず、一部分のみを捉えて、安倍政権を追求しています。憲法改正や昨年の平和安全法制が戦争への道という典型的な時代錯誤の観念ですから。共産党や社民党は万年野党としてそれでいいのでしょうが、再度政権を担おうという民主党がそれではと溜息がでました。政権を担った経験がまったく活かされていません。ドイツの鉄血宰相ビスマルク曰く「賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ」。残念ながら民主党は経験にも学べないということでしょうか。学べていたら、維新の党と合併して、党名を変えようと言うことにはならないのでしょうが・・・。

 

・共産党の追求の舌鋒は一見鋭いのですが、自分たちの都合の良いデータを利用して、安倍総理を追求しています。アベノミクスは成功か失敗か。失敗を表すデータだけを使って政権を追求しています。

 

・社民党は、存亡の危機にあり、必死の追求でしたが、空回りに終わりました。「イスラム過激派ISILの戦いに自衛隊は参加するのか」と安倍総理に問いました。総理は「政策判断から参加しません」と答弁します。さらに、「ISILの戦いへの自衛隊派遣は適法か」と聞きます。総理は「行かないので、適法かどうかは検討していない」との答弁です。すると「それはおかしい」と審議を止めてしまいました。私は、委員席から「それはおかしい。違法ならその根拠を示して質問すればいいじゃないか」と聞こえるように発言しました。その後、質問は再開されましたが、貧すれば鈍する。故土井たか子さんまで持ち出していましたが、さらに哀れさを感じさせました。

 

●竹島問題と日韓漁業交渉

 

・日本のこころは、竹島問題を質問しました。日韓の漁業交渉によって、竹島周辺に日韓共同の暫定水域が設定されたのですが、韓国の横暴によって、わが国の漁船が操業できない異常事態が続いています。農水省が現況を報告したのですが、思わず与党席から私は「農相、頑張って下さいよ」と野次ってしまいました。日韓漁業交渉は、自民党政権の、責任です。竹島問題と同様に、日本海暫定水域でわが国の漁船が操業できるように、微力ですが、引続き力を尽くします。

 

 4()3日目の予算委員会です。今日も一日、国民代表として、喜んで進んで働きます。

 

……………………………………………………………………………………

●日本文化チャンネル桜番組「日いづる国より」動画公開中

 

 日本文化チャンネル桜の番組「日いづる国より」で、作曲家のすぎやまこういち先生、中山恭子参議院議員と鼎談しています。ぜひご覧ください。

 

1211()「拉致問題~総連と朝鮮学校、対外諜報機関の設立を」

https://www.youtube.com/watch?v=lLnrLIAnHOg

1218()「義勇公に奉ず~テロ対策と教育再生」

https://www.youtube.com/watch?v=HoKyEQvz4Kk

 

 ……………………………………………………………………………………

●自民党党員募集

 

 自民党では党員を募集しております。2年以上党歴のある方には、自民党総裁選挙での投票権を持つことができます。ぜひ事務所までご連絡下さい。

 

 ……………………………………………………………………………………

そうだと思う方、多くの人に知ってもらいたいので、以下クリックをお願いいたします。

http://blog.with2.net/rank1510-0.html

http://politics.blogmura.com/

 

 ……………………………………………………………………………………

 以上、お読み下さり、ありがとうございました。

 今後も、「国づくり、地域づくりは、人づくりから」をモットーに、日本国家国民を守るために、全身全霊で駆け続ける覚悟の赤池誠章です!

フェイスブックもご覧下さい。https://www.facebook.com/akaike.masaaki