社会資本整備充実へ　新山梨環状道路の新規事業化が内定

新山梨環状道路の概要

　3月に入って早々、嬉しい連絡がありました。国土交通省道路局の国道・防災課から、新山梨環状道路の笛吹市広瀬と甲府市桜井間2キロについて、平成28年度予算に係る新規事業採択時評価手続きの着手連絡がありました。要は、新規事業化が内定となりました。本日付で、山梨県知事へ意見照会がなされ、新規事業化の候補箇所が公表され、審議会での議論を経て、3月末の来年度予算成立時に、実施計画が決定され、正式決定となります。

この案件は、横内前知事時代からの懸案であり、今年度は新規事業化が見送られていました。自民党山梨県連が、今夏の参議院議員候補予定者の高野剛県議とともに、国会議員と県会議員一体の活動として、国土交通省に要望活動を行ってきた成果です。

●新山梨環状道路の効果

　以前も書きましたが、山梨県の甲府盆地を中心とする都市圏は、県人口の7割、約60万人を抱える経済活動の拠点です。特に、盆地の東側の笛吹市、山梨市、甲州市から、盆地の中心にある県都甲府市への通勤・通学等で毎朝慢性的な渋滞が引き起こされています。また、週末は週末で、観光入込客で混雑しています。災害が発生した場合、渋滞は命に関わることになります。山梨の社会・経済の諸活動に悪影響を及ぼしています。そこで、甲府盆地を環状道路でつなぐ新山梨環状道路が今整備されています。

　新山梨環状道路は平成13年から整備が始まり、平成21年には南部区間が開通しました。その開通により、企業立地が進み、従業員数が1万2千人も増加しました。11年後の平成39(2027)年には、新山梨環状道路の南部区間に、リニア新甲府駅が整備されます。リニア中央新幹線の効果を、甲府盆地全体に波及させるためにも、新山梨環状道路の整備は欠かせません。

●必要な社会資本整備を着実に

　人口減少時代に、これ以上の道路をはじめとした社会資本整備が必要かという批判があります。私は、安倍内閣が掲げる希望出生率1・8、そして人口減少が止まる2・07まで出生率を上げるためには、年収300万円の壁を破る産業活性化が必要です。その企業活動の活発化のためには、都道府県間をつなぐ高速交通体系である中央自動車道の渋滞緩和、JR中央本線の高速化、リニア中央新幹線の整備が重要であるとともに、域内の人や物の流れを円滑化する新山梨環状道路は不可欠だと考えています。同時に、教育再生、職業教育の充実が必要なのは言うまでもありません。

　自民党山梨県連が一体となって、新山梨環状道路の国の直轄事業である北部区間の東端、甲府市桜井と笛吹市広瀬間2キロの新規事業の決定を勝ち取りたいと考えていましたが、それが実現しました。

　山梨だけでなく、全国各地にはまだまだ必要な社会基盤を整備していかなければなりません。引続き努力してまいります。

……………………………………………………………………………………

●日本文化チャンネル桜番組「日いづる国より」動画公開中

　日本文化チャンネル桜の番組「日いづる国より」で、作曲家のすぎやまこういち先生、中山恭子参議院議員と鼎談しています。ぜひご覧ください。

12月11日(金)「拉致問題～総連と朝鮮学校、対外諜報機関の設立を」

https://www.youtube.com/watch?v=lLnrLIAnHOg

12月18日(金)「義勇公に奉ず～テロ対策と教育再生」

https://www.youtube.com/watch?v=HoKyEQvz4Kk

……………………………………………………………………………………

●自民党党員募集

　自民党では党員を募集しております。2年以上党歴のある方には、自民党総裁選挙での投票権を持つことができます。ぜひ事務所までご連絡下さい。