●多くの人に知ってもらいたいので、ぜひクリックをお願いいたします。

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岡山県のNPOの方から手紙を頂きました。岡山県を中心に、「中国」の呼称は、自分たちの地域の呼称であり、かの大陸国家のことを「支那」「シナ」もしくは英語名の「チャイナ」で呼ぶべきだと運動を展開しているとのことです。地元からそのような運動が展開されていることをとても頼もしく嬉しく感じています。このような運動が、中国地方全体に広がることを期待しています。

 

実は、7年前の衆議院議員時代に、この呼称問題に取り組んで経緯があります。その時のブログを読んで、私のところに手紙を下さったのでした。当時書いたブログの内容は次のようなものです。

 

●「支那は世界の共通語」

 

平成20(2008)514日の産経新聞に、評論家・呉智英先生の「支那は世界の共通語」というコラムが掲載されました。呉先生の支那についての見解は、以前から知っておりました。「支那」は差別後ではなく、始皇帝の秦が語源であり、英語ではチャイナとなり、日本語では「支那(シナ)」となったとのことです。そのコラムで、昭和21年外務省の通達によって、「支那」が「中国」となったという指摘があり、そのことがずっと気になっていました。そこで、平成214月に、外務省にその通達について、確認をしました。

呉智英「支那は世界の共通語」全文

http://blogs.yahoo.co.jp/deliciousicecoffee/32984527.html

 

●「支那」から「中国」への呼称変更は外務省局長通達!!

 

【赤池質問1】 支那の呼称についての外務省局長通達の存在の有無と事実関係はどうなのでしょうか?平成21年に産経新聞の記事にあるような、通達があるのでしょうか?あるとすれば、全文を資料として下さい。そして、それは以下のコラムのいうような趣旨なのでしょうか?事実関係を教えて下さい。

 

平成20514日産経新聞コラムより

 「昭和216月の外務省次官・局長通達によって、支那は形式上アメリカを中心とする連合国の一員であり、日本に対して戦勝国である。その力関係を背景に 「中国」を強要してきた。外務省は従順にそれを受け入れ、各言論・報道機関に「支那」を禁止し「中国」を使うように通達を発した。」

 

【外務省回答1】 通達は存在します。通達の全文は[アジア歴史資料センターのホームページで検索を行うことで閲覧可能です。

http://www.jacar.go.jp/  「支那ノ呼称ヲ避ケルコトニ関スル件」で検索

 

 「戦勝国としての力関係を背景に強要してきた」という文言は当該通達ほか資料にはなく、そういった事実認識はありません。中国からの要求があったので、先方の感情などに配慮して、中国を用いるように変更しました。

 

●戦前の呼称はどうだったのか?

 

【赤池質問2】 戦前に、中国の呼称を「支那」から「中華民国」に変更した経緯を示す記録はありますか。

 

【外務省回答2】 その経緯については、外務省ホームページの外交交渉に関するQ&A の中で下記の通りに説明しています。

 http://www.mofa.go.jp/mofaj/annai/honsho/shiryo/qa/sonota_02.html#19

 

外務省記録「各国国名及地名称呼関係雑件」のなかに、昭和5(1930)10 月に、浜口雄幸内閣が中国の呼称を常則として「中華民国」とするとの閣議決定を行った際の記録が残されています。この閣議決定が行われるまで、日本政府は、条約や国書を除いて中国を「支那」と呼称するとの閣議決定(1913 6 月)に基づき、中国の呼称として通例 「支那」を使用していました。しかし、中国は侮蔑的なニュアンスの強い「支那」という呼称を好まず、「中華民国」を用いるよう求めていました。たとえば、 中国国民政府文書局長であった楊煕績は、1930 5 月に日本と中国との間で結ばれた関税協定において、日本が条文中に「支那」という字句を使用した事を批判し、「今後日本側カ重ネテ斯ノ如キ無礼ノ字句ヲ使用スルトキハ我方ハ之ヲ返附スルト共ニ厳シク詰責シ以テ国家ヲ辱シメサルコトヲ期スヘシ」と論じていました。こうした中国官民の感情に配慮して、外務省は昭和5(1930)1027日に中国の呼称変更を閣議に請議し、同月30日に閣議決定となりました。

 

●外務省通達は有効か!?

 

【赤池質問3】 外務省通達の存在があったとしたら、それは現在でも有効か?無効か?

 

【外務省回答3】 通達は存在。現在も有効。

 

【赤池質問4】 英語呼称では「China」という文言が使われており、それは「支那」に該当するのではないか?

 

【外務省回答4】 「China」が「支那」に該当するか否かは承知していない。

 

 以上、以前掲載した私のブログから転載しました。

 

●「中国」は地方名、かの国の中華思想に抗する

 

日本にとって「中国」とは、日本の近畿、四国、九州の真ん中にある広島県や岡山県、山口県、島根県、鳥取県の山陽と山陰地方のことです。中国放送、中国銀行とは広島県の放送局と銀行です。かの大陸国家を「中国」と認めることは、中華思想、世界の中心がかの国であり、周辺国家は野蛮な国であるという考え方に与することになります。

 

実際、習近平は先の抗日戦勝70周年記念式典挨拶で、「中華民族の5千年以上も発展してきた文明」と称しています。かの国はいまだに「中華民族」という集団幻想によって、国家を統合しているのです。かの国の中華思想に抗する戦い、思想戦、情報戦と戦うためにも、かの国を「中国」とは絶対呼ぶことはできません。

 

●かの大陸国家を「チャイナ」と呼ぼう!

 

個人的には、石原慎太郎氏のように「支那(シナ)」と呼びたいところですが、国際慣例としての相互主義があり、お互いに嫌がることは避けるという原則があります。戦後の外務省通達を変更したからと言って、戦前の浜口内閣時の閣議決定が残るわけで、外務省通達を変更して、再度閣議決定をし直して、呼称を復活させるというのは簡単ではないと考えています。そうだとすると、国会議員として公に「支那(シナ)」と呼ぶわけにはいきません。そこで、私や私の事務所は英語名の「チャイナ」と呼ぶことに徹底しています。

 

「中国」は日本の地方名、かの国を「チャイナ」と呼ぼう!

 

 

●日本こそが「中朝=中国」

 

 追記となりますが、思想史を紹介したいと思います。中華思想の「中国」は大陸にはなく、わが日本こそが「中華文明」の国=「中朝」「中国」だと喝破した兵法家、軍学者がいます。赤穂浪士の山鹿流兵法陣太鼓で有名な山鹿素行(16221685)です。大石内蔵助等が学び、尊王攘夷の先駆となり、武家社会に大きな影響を与えました。直接ではありませんが、幕末の吉田松陰先生も学びました。明治になって、乃木希典将軍も著書「中朝事実」を復刊して、昭和天皇に献上しています。

 「中朝事実」 http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/754766/2

 

その主張は次のようなものです。古来聖人君子が言う中華=世界の中心である国「中国」は、武力討伐、覇道で治めるのではなく、徳治主義、王道で治める国のことです。素行先生は、中華を喧伝する大陸は国が武力や下剋上によって、君臣の義が乱れ、興亡を繰り返しています。一方、我が国は万世一系の皇統によって、君臣の義が定められ、徳治、王道によって治められています。よって、我が国こそが「中朝」「中国」だと言うのです。

 

幕末の欧米列強からの侵略に抗し、明治維新を実現し、近代化する日本にとって、「わが国こそが中国である」というナショナリズム(国民主義)は欠くことのできないものだったと思います。それが過剰となり、他国を侮蔑し、自国が絶対となることは、帝国主義、侵略を生むことになり、慎まなければなりません。しかしながら、戦後のように戦争の反省としてナショナリズムを忌避し、悪とすることはやりすぎです。他国を尊重し過ぎ、自国を卑下し、自虐行為になってしまうからです。グローバルに展開する社会だからこそ、「わが国こそは中国である」という誇りある健全なナショナリズムが必要ではないでしょうか。

 

 

 引き続き「国づくり、地域づくりは、人づくりから」をモットーに、日本国家国民を守るために、全力を尽くす覚悟です。今後もご指導ご支援を心よりお願い申し上げます。

 

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