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 毎年4月に実施している、小6生約110万人と中3生約110万人を対象とした、平成27年度全国学力・学習状況調査の結果が公表されました。

 詳細はこちらhttps://www.nier.go.jp/15chousakekkahoukoku/index.html

 

結果概要は以下です。

国語、算数・数学については、引き続き、下位県の成績が全国平均に近づく状況が見られ、学力の底上げが着実に図られています。3年ぶりに実施した理科についても、平成24年度調査実施時と比べ、下位県の成績に改善傾向が見られるとのことです。

 

国語や算数・数学、理科の課題を見ると、それは小中学生の問題だけではなく、現代日本人の課題にも繋がるのではないかと思いました。

 

●国語の指導改善のポイント

 

(1)小学校国語

聞き方の工夫

取材した内容を整理して記事を書く

引用する指導の充実

文章と図やグラフなどとを関係付ける

主語と述語、修飾と被修飾との関係、文の構成を理解する

 

(2)中学校国語

○ 根拠を明確にして自分の考えを書く

○ 多様な情報に触れながら、自分の考えをもつ

○ 言葉への関心を高め、言語感覚を豊かにする

 

●算数・数学の指導改善のポイント

 

(1)小学校算数

○ 計算の結果を見積り、計算の仕方を考え、結果を振り返って確かめる

○ 日常生活の事象の解決に、目的に応じて概数や概算を活用し、結果の解釈と判断の根拠を数学的に表現する

○ 日常生活の事象の解決に、単位量当たりの大きさを活用して、合理的に判断し、能率的に処理する

○ 示された考えを基に、条件を変更した場面で考察したり処理したりする

○ 日常生活の事象を、図形の約束や性質と関連付けて考える

○ 図形の性質を基に、根拠となる事柄を過不足なく説明する

○ 日常生活の事象の解決に、割合の考えを活用して、合理的に判断する

○ 考えを批判的に考察し、考えの妥当性を評価し、それを基に考えを修正する

 

 (2)中学校数学

数と式

○ 事柄や数量の関係を捉え、その関係を文字式に表す

○ 構想を立て、根拠を明確にして事柄が成り立つ理由を説明する

図形

○ 証明の必要性と意味を、帰納と演繹の違いに着目して捉える

○ 図形の性質に着目し、数学的な表現を用いて問題解決の方法を説明する

関数

○ グラフの傾きの意味を捉え、具体的な事象に関連付けて解釈する

○ 数学的な解釈に基づいて、事柄が成り立つ理由を説明する

資料の活用

○ 多数回の試行を通して、その結果から得られる確率の意味を捉える

○ 資料の傾向を的確に捉え、数学的な表現を用いて判断の理由を説明する

 

●理科の指導ポイント

 

(1)小学校理科

物質

変化とその要因とを関係付けて考える

器具の操作の意味を捉え、適切な扱い方を理解する

エネルギー

用いた性質や働きを明らかにしてものづくりをする

事実と解釈したことを示して判断の根拠や理由を説明する

生命

学習を通して獲得した知識を実際の自然や日常生活に当てはめて考える

地球

方位を捉えながら月や星を観察する

時間の経過に伴う月の見え方の変化を捉える

 

(2)中学校理科

知識・技能を活用すること

日常生活や社会の特定の場面において、理科で学習した知識・技能を活用する

分析して解釈すること

観察・実験の結果を分析して解釈できるようにする

実験を計画すること

自然の事物・現象から問題を見いだし、適切に課題づくりができるようにする

予想や仮説を設定し、検証する実験を計画できるようにする

検討して改善すること

自らの考えや他者の考えを、検討して改善できるようにする

 

学力テスト以外にも、児童生徒に基本的な生活状況を聞いています。例えば、規範意識に関わる項目( 「学校のきまり(規則)を守っていますか」、「いじめは、どんな理由があってもいけないことだと思いますか」、「人の役に立つ人間になりたいと思いますか」 など)について、初めて調査を行った平成19年度と比較すると、「当てはまる」と回答する児童生徒が増加。特に、中学校において顕著な傾向が出ています。

 

生活習慣に関しては、平成20年度と比較すると、テレビやDVDを2時間以上見ると回答している割合が減少する一方で、ゲームを2時間以上する割合が増加しています。

また、インターネットとの関わりについて、1日1時間以上インターネットをすると回答した割合が、平成26年度と比較して小学校ではやや増加しています。ネット社会の拡大を証明しています。

自民党が肝煎りで開始した小6と中3が全員受験する全国学力テストですから、しっかりこの結果を受けて、指導改善に活用して頂ければと存じます。

 

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