こんばんは。
熊谷文乃（くまがいあやの）です。
昨日今日と、連続で3人の生徒さんがハートの4を学ばれました。
ハートの4は「深い感情を受け入れることができれば、その先には必ず愛の贈り物がある」という意味を持つカードです。
レッスンが終わり「何か私にもメッセージがあるのかな」とハートの4をボーッと眺めていたら、6年ぐらい前の生徒さんとの出来事を思い出しました。
いつものように楽しくレッスンが終わり、さぁ、と席を立ちかけた時に生徒さん（Kちゃん）に「あやのさん、少しだけお時間いいですか？」と言われました。
いいよ＾＾どした？するとKちゃんは堰を切ったように話しはじめたのです。
ちょっとだけ、話の経緯を書きますね。
10日ぐらい前に私はKちゃんからラインをもらいました。
「ブログを書いたので、‘いいね’してもらえると嬉しいです。」
という内容でした。
私は‘いいね’は頼まれてするものではないと思っています。
自分が本当に良いと思ったら、自分の意思でするものだと思っているから。
私なりの言葉で、自分の気持ちを正直に返信しました。
帰りがけにKちゃんはこの時の気持ちを話してくれたのです。
正直、あのラインを読んだ時「え？なにそれ！」と頭にきました。それからの心の変化を、涙をこらえながら話してくれました。
頭にきた！でもなんでこんなに腹が立つんだろう。そう思って、私の心を掘り下げて行ったんです。
そしたら小さい頃の自分に出会えました。
私の両親は商売をやっていたのでとても忙しく、生後3ヶ月までは祖母に育てられたんです。
それからもやっぱり両親は忙しくてあまり私に構ってくれませんでした。
私は心のどこかでずっと、お母さんに‘大切にされていない’と思い込んで育ってきたんです。
お母さんに甘えたかった。認めて欲しかったし大切にして欲しかったんです。
そこに気付いた時に、あ、これは文乃さんの問題じゃない。私の問題だ。とわかったんです。
私は他人の承認で、自分の価値を認めていたんです。
大切にされていないと感じる出来事があると、認められていないと思い、腹が立ちイライラしていたのだと気付きました。
「泣かないでこの話が出来た」と何回も繰り返していたKちゃん。
「頭にきた！何それ？」って腹が立って終わる人がほとんどだと思います。
でも、その後で自分の心の奥と向き合い、深い感情を受け入れたKちゃんは凄いです。
玄関のドアを開け、「また来月ね＾＾」ってお別れの挨拶をした時にKちゃんは「握手してもらっていいですか？」と言いました。
もちろん！
握手をした後で自然とハグをしていた私。
「Kちゃんは大切な存在だよ＾＾生まれてきてくれて、私と出会ってくれてありがとう。」
そう伝えると、今まで我慢してきた涙が堰を切ったように流れ出したKちゃん。
「玄関先で抱き合って泣いてるのをご近所の方が見たらなんて思うでしょうね（笑）」と泣きながら笑うKちゃんなのでした。
これからもKちゃんはたくさんの感情と向き合い、気付き、受け入れて自分のインナーチャイルドを癒していくのでしょうね。
感情と向き合い、受け入れることってとても大切だと、子どもみたいに泣きじゃくるKちゃんを見送りながら思った出来事でした。
感情を置いてきぼりにしない、ほったらかしにしない、無かったことにしないって本当に大切なことなんです。
きちんと感じて受け入れて、消化した後に、自分を一歩引いて見て、Kちゃんのように「なんで私はそう感じたのだろう？」と深掘りしてみてくださいね。
モヤモヤの正体がわかれば、なーんだ、そうか！と納得できます。
怒り、嫌悪、悲しみ、恐怖の感情は、浸って消化したと思っていても何かの拍子で思い出して尾を引きやすいです。
なので、しっかり感じきって受け入れて深掘りしてみてくださいね。
あなたのその感情は、根底にどんな思いがあるのかな？
しっかり感じてみてくださいね。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
明日は日曜日のプライベートブログをお届けします。
よろしければまた遊びに来てくださいね＾＾
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