レシピサイトFOODIESさんよりお声かけいただき
コンテチーズアンバサター
として1年間活動する事となりました。
6月下旬、村瀬美幸先生
によるコンテチーズ講習会に参加して参りました。
さて皆さん
コンテチーズを御存知ですか?
コンテチーズは
フランスでもっとも愛されているチーズ。
フランスのフランシュ・コンテ地方に広がるアルプスに近いジュラ山脈一帯で、
添加物を一切使わず職人が手作りしているハードタイプの熟成チーズです。
このジュラ山脈特有の気候風土がつくりあげたおいしさと伝統を、
酪農家、チーズ工房、熟成士が1000年以上にわたって守り続けているそうです。
この地に放牧された牛達が食べる気候風土による餌の違いから
チーズの色や風味が様様に変わってゆくそうですよ。
冬のコンテは干し草(無発酵)を食べている牛のミルクから出来るので明るい麦藁色。
夏のコンテは草花の天然カロチンで色づき、深い黄金色に変わるそうです。
夏は複雑なフルーティーな香り。
(フルティーというと果物の香り?と思っていましたが木の実全般の香りを指すそうです)
冬は刈り取られたばかりの干草やローストしたヘーゼルナッツの香りがするそうです。
さっそくテイスティングしてみましょうね。
左から6ヶ月、10ヶ月、12ヵ月、18ヵ月と
熟成度が変わってゆきます。
若い6ヶ月熟成のコンテから香りや味を確かめてゆきました。
6ヶ月、8ヵ月のコンテは塩みが薄く優しいミルキーな味わいでした。
フレッシュ感を生かしサラダのトッピングなどにピッタリです。
また熱に溶けやすいのでグラタンやピザなど活用すると良いですね。
12カ月、18ヵ月のコンテは熟成が進みしっかりとした味わいで凝縮した旨味を感じました。
アミノ酸が固まって出来たという白い粒々がチーズの中に確認できます。
この粒々が時々シャリっとした食感をもたらしちょっとおもしろかったです。
皮をちょっとこすってみると香りがふわ~っとたちます。
18ヵ月熟成のコンテからはほのかにキノコのような香りを感じました。
熟成が進むと最終的には牛が食べていた餌の香りがするそうです。
という事は・・きのこを食べた牛さんのミルクから出来たコンテなのでしょうか?
村瀬先生によるとこの香りは
「ローストしたナッツのよう」と表現するそうです。
コンテを口に含むとほっくりとした食感の後に
じんわりと舌の上で溶けて行く感覚が楽しめます。
そして飲み込んだ後に
その香りと旨味が再度押し寄せて来るような不思議な余韻にひたれました。
コンテチーズについて何も知らなかった私なのに
この時点ですっかりコンテチーズのファンになっておりました。
講習会の後半
村瀬先生が用意して下さったコンテ料理を囲み
村瀬先生、FOODIESの皆さん、
アンバサターの皆さんと和やかなランチタイムを楽しみました。
実は講習会が始まる前から
キッシュを焼く美味しそうな香りに包まれてお腹がグーと鳴りそうで御座いました。
コンテチーズとズッキーニ、パプリカのバケットピザ
コンテチーズのサラダ
コンテチーズと枝豆、トウモロコシのキッシュ
いつもはグリンピースで作るそうですが今回は旬の枝豆で作ってくださいました。
コンテのまろやかさにコーンの甘味と枝豆のホクっとした食感が加わりとても美味しく頂きました。
コンテチーズと同郷のジュラワインもふるまわれ
それはそれは楽しいランチタイムで御座いましたよ。
コンテチーズの魅力もさることながら
始終にこやかにそして時々ユーモアも交えながら
コンテチーズについて分かりやすくお話をして下さった
村瀬先生にもすっかり魅了されてしまった私です。
村瀬先生に教えて頂いたコンテチーズの魅力を
コンテチーズ・クッキング・アンバサターとして
少しでも皆様にお伝えできるように努力したいと思っております。
ではでは
「コンテチーズを極めようPART1」でした。